出版社内容情報
縄文期の集落,生業,住居,そして習俗について,信州を舞台に,民俗学の成果を援用しつつ論述する。 目次 縄文のムラと習俗 縄文のムラ 縄文の営み 縄文の住まい 縄文の習俗(埋甕/仮器の系譜/室内祭祀の一姿相/土偶祭祀私考/縄文の石鈎【ほか】)
内容説明
日本の民俗には縄文的要素が継承されている。本書は信州を舞台に永年にわたって研究を続ける著者が、日本民俗学の成果を援用しつつ縄文社会の本格的な復原をおこなった注目すべき書である。
目次
第1章 縄文のムラと習俗
第2章 縄文のムラ(南信八ケ岳山麓における縄文中期の集落構造;和田遺跡東地区に見られる縄文中期集落の問題点;八ケ岳の縄文集落 ほか)
第3章 縄文の営み(堅果加工民俗例の考古学的活用;縄文時代における千曲川漁撈について;石器の機能と用途 ほか)
第4章 縄文の住まい(住居址内における火使用の問題;土器が投棄された廃屋の性格;復原家屋を燃やさない法)
第5章 縄文の習俗(炉から見た縄文住居の性別分割;縄文中期に見られる埋甕の性格について;埋甕 ほか)