出版社内容情報
伝統的体質から容易に脱皮できず保守の姿勢が強い教団仏教に対し,時代の苦悩に対応する宗教運動。 目次 大正・昭和期の国家・既成仏教教団・宗教運動 宗教運動の諸相(既成仏教改革運動の意味するところ/大日本仏教済世軍の性格/東回りの西洋布教【ほか】)
内容説明
信仰の覚醒をめざす近・現代の宗教運動!教団仏教がややもすれば伝統的体質から容易に脱皮できず、保守の姿勢が強く見えるのに対して、時代の苦悩に敏感に対応しようとする民衆の宗教運動に、さまざまな視点から鋭く迫る。
目次
大正・昭和期の国家・既成仏教教団・宗教運動(国民教化政策と宗教;既成仏教教団の陥穽;宗教運動の興隆;十五年戦争体制と仏教教団;信教自由・政教分離と仏教)
宗教運動の諸相(既成仏教改革運動の意味するところ―光明会を中心に;大日本仏教済世軍の性格;北海道開拓地における真言宗寺院と新四国霊場の成立;日蓮主義の展開と日本国体論;霊友会系新宗教運動の発生;新宗教における天皇観と世直し観―神政龍神会の場合;天皇制国家体制における新宗教弾圧;都市化・核家族化と現代宗教;都市のシャーマニズム;東回りの西洋布教)