出版社内容情報
アメリカ考古学界で高い評価を得た人類学的考古学についての自分の体験にもとづく簡潔な入門書。 目次 考古学とは 年代決定について 形態の分析 分布と時間について 遺跡と遺物との相関性 考古資料の機能 遺物の構成要素 人間の行動【ほか】
内容説明
著者の基本的な考えかたは土器を概念化しようととりくんでいる日本の考古学者にとって得るものが多く、ことに方法論や研究法を学ぼうとする若き研究者にあたえる影響は大きい。文化の連続と形態を鋭くとらえた簡潔な入門書。
目次
第１章 考古学とは
第２章 年代決定について
第３章 形態の分析
第４章 分布と時間について
第５章 遺跡と植物との相関性
第６章 考古資料の機能
第７章 遺物の構成要素
第８章 人間の行動
第９章 これからの考古学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mentyu
7
IBMの大型コンピュータで出土品の型式学的整理を行うというのは1960年にはもう始まっていて、しかも型式学に構造言語学を応用し、モノの生成文法に近いものを探ろうという取り組みまで行われているという。1960年代の方が今よりずっと先進的とは何事であろうか。2019/12/19
