出版社内容情報
契沖・白石・徂徠・宣長等の学問的業績からその人となりまで分析し,近世日本言語学の精髄を体系化。 目次 古典研究と歴史的仮名遣いの発見 日本語と言語文化の探究 日本語の構造と分類の研究 和蘭語の学習と世界の言語 異文化の摂取と比較言語論【ほか】
内容説明
契沖・新井白石・荻生徂徠・富士谷成章・本居宣長・本居春庭・前野良沢(蘭学)・中野柳圃(蘭学)の8名を中心に、その学問的業績からその人となりまで分析する。さらに、その8名をめぐる周辺の学究までも明らかにし近世日本言語学の精髄を体系化!
目次
第1章 古典研究と歴史的仮名遣いの発見―僧契沖と上代語の研究
第2章 日本語と言語文化の探究―新井白石と語源の研究
第3章 古文辞学派と言語の学習・研究―荻生徂徠と中国語の新学習法
第4章 日本語の構造と分類の研究―富士谷成章と日本語の宇宙
第5章 詞の玉緒学派と古典語の研究―本居宣長と係り結びの法則
第6章 詞の八〓学派と活用研究―本居春庭と段・自他の探究
第7章 和蘭語の学習と世界の言語―前野良沢と博言学の萌芽
第8章 異文化の摂取と比較言語論―中野柳圃と蘭語学の建設