内容説明
和声を理解する方法と、その役立て方をご紹介。音楽のルールが理解できれば、演奏への生かし方がわかる!音楽生活を豊かにする本。
目次
和声法はこんなことに役立つ
和声法になじむ前に知っておきたいこと
和声法への第一歩―三和音について
和声法になじむために―4声体の話
和音に音が増えたら―四和音について
音楽の句読点―カデンツ
和音の表し方―和音記号
課題を解いてみよう1―バス課題
課題を解いてみよう2―ソプラノ課題
親類から和音を借りる―借用和音
かなり趣味的な和音たち―ナポリ・ドリア・増6の和音
和声を彩る音たち―和音外音
音楽の色合いを変える―転調
あなたなら、どう弾く?―曲の実践的な解読
著者等紹介
土田京子[ツチダキョウコ]
東京都立駒場高校音楽科を経て、東京藝術大学作曲科卒業。トロント王立音楽院ピアノ科卒業。1977年から1994年まで聖徳学園短期大学(現聖徳大学)音楽科講師。1994年から2007年まで、同志社女子大学音楽科講師。東京・京都・大阪・福岡にて音楽研究グループ“ティータイムトーク”を主宰。東京・練馬にて、音楽教師の再教育塾「説き語り音楽塾」を主宰、豊かな教師力の養成に全力を挙げている。2006年より、英国王立音楽検定(ABRSM)日本事務局に協力、通訳・翻訳・各種企画に従事。その普及に尽力している。「アカンサス音楽教育研究所」所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rieko Ito
2
実例に沿って感じ取りながら学べるところが良い。(データはないので、譜を見て簡単な曲が弾ける人向き)。理論的には中途半端でわかりにくいところもあった。私は「和声法がどんなもので、どんなルールで成り立っているかおおまかなことが知りたい。そこまででいい」という人なので、この本のレベルにはまあまあ合っているか。欠点は、戦前の良いところの奥様みたいな語り口。クラシック音楽界にはまだこんな言葉づかいの人がいるのだろうか。読んでいてたびたびイラーとした。2022/11/16
DEN2RO
0
和声法について、三和音・四和音・カデンツ・和音記号から借用和音・和音外音・転調まで、100の項目を立てて説明しています。和声法を知ることが楽曲の理解を深め、演奏や鑑賞に役立つことをできる限り平易に述べていますが、それでも和声法の基本を知らないと難しいかも。2024/03/26