内容説明
ちょっとしたきっかけから、友人から作詞を頼まれた女子高生“江戸川悠”。「作詞はやったことないけど、なんとかなるかも?」なんて考えで始めたものの、そんなに甘くなかった!歌詞はどうやって書くの?必要なものは?テクニックは?そして、技術の先にあるものとは―?読むだけで歌詞の書き方や創作の秘密がわかる作詞物語。
目次
詩文と私
作詞とはどういう技術なのかという話
歌詞のフォーマットの話
資料読みの話
字数と語彙力の話
自分らしさの話
歌い心地とナンセンスの話
作詞の全工程の話
私が知りたくなかった作詞の話
江戸川悠の話
一番大事な作詞の話
伊佐坂詩文の話
共感する歌詞の正体の話
音楽という呪術の話
テーマの作り方の話
周りの目と羞恥心の話
相対価値と絶対価値の話
著者等紹介
仰木日向[オウギヒナタ]
音楽制作会社で作曲のノウハウを学び、その後フリーランスとして作曲を始め、本名名義でアニメ楽曲やゲームBGMを多数手がける。その後2014年からは自らの適性を文字に見出し、ペンネームを仰木日向と改め、声優やアニメ作品の作詞を手がけつつ、小説執筆、時おり作曲もしながら、ゲームやアイドルプロジェクトの音楽プロデュースなども行っている
まつだひかり[マツダヒカリ]
漫画家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
謡遥
7
詞をなめてた、と表紙にある通り、作詞を舐めてる状態から始まる作曲少女とはかなり趣が違った作品。かなり過激な性格の伊佐坂さん。作中のノートに対する伊佐坂さんの主張が良かったし、その後の真っ黒なやり取りがごっつよかった。五度位泣いたのをここに白状いたします。あれですごい真面目よね。作詞技術を楽しめるようにもなってるしお話としてもめちゃめちゃ楽しかった。2017/12/28
ひみーり
5
今までに読んできた中で一番面白いライトノベル作品だった、作詞とか興味がない方でも楽しめる、ある人だったらもっと楽しめる作品。一番謎なのが姉妹小説である作曲少女がなんでこんなに、つまらないのか(一巻は別としても)二巻は本当に駄目。本当に作者は同一人物なのかゴーストライターではないのか疑ってしまう。作詞少女はキャラがかなり立っている、毎ページ驚きや笑わせ、または考えさせられるシーンが展開される、ラノベのキャラクター小説と言われる所以を理解させれる。高い買い物だったけど読めてよかった作詞する機会があれば再読する2020/12/24
弓木 怜
5
面白かった 作詞のテクニックだけでなく、作家であるためにはというような内容にも踏み込んで書かれていて良かった テクニックについては、本格的にやっていなければ知る由もないであろうことを知ることができて面白かった さらに章末にはまとめや補足についても掲載されており、本編でも例示による具体化が多くて分かりやすい 物語としては、『作曲少女』に比べて重め 特に作家であるためにはという内容に関しては作詞に携わっていなくても読む価値があるかもしれない2020/04/30
2473
5
ラノベと書いてあるけど、解説に力を入れすぎて話は手抜きみたいな感じだと思っていましたが、ちゃんとしたストーリーとなっており、その中で作詞初心者の主人公と一緒に学んでいくという形で非常に読みやすかったです!難しい解説などもなく入門書としては最適の一冊となっていると思います!ぜひ、読んでみてください!!2020/03/13
N.T
5
イラストと登場人物のキャラ設定からラノベっぽい雰囲気が漂うが、硬派な作詞技術と創作への心構えが散りばめられている。 作詞「なら」できると思うどころか作詞をしようと思ったことも無いが、短歌や俳句など言葉を使った創作活動をする上でも十分に参考になる内容だった。2018/04/30
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