内容説明
ロシア革命、ユダヤ人への迫害…二度の祖国喪失の末、彼が日本で出会ったものとは。偉大なピアニストにして指揮者・音楽学者・作曲家でもあったレオニード・クロイツァーが現代の日本に残した足跡とその音楽的遺産をたどる。
目次
プロローグ わが恋は実りぬ
第1章 ロシアのレオニード・クロイツァー
第2章 ドイツのレオニード・クロイツァー
第3章 クロイツァーの来日
第4章 大戦前夜
第5章 戦時下のレオニード・クロイツァー
第6章 戦後のレオニード・クロイツァー
第7章 最後の年
第8章 クロイツァー豊子の三十七年
エピローグ クロイツァーの遺産
著者等紹介
萩谷由喜子[ハギヤユキコ]
音楽ジャーナリスト・評論家。東京都文京区生まれ。日舞、邦楽とピアノを学び、立教大学卒業後音楽教室を主宰するかたわら音楽評論を志鳥栄八郎に師事。専門研究分野は、女性音楽史、日本のクラシック音楽受容史。ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員、日本三曲協会会員、山田流協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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