唱歌・童謡120の真実

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  • サイズ A5判/高さ 21cm
  • 商品コード 9784636910643
  • NDC分類 767.7
  • Cコード C0073

内容説明

名曲誕生伝説のウソを徹底調査!「唱歌」から「童謡」、そして「こどものうた」と呼ばれた120曲の真実。それは、この国の近代化と民主化の長い闘いだった!名曲に残された真実を探求し続けた労作、ここに完結。歌詞と楽譜を併載。詳細な索引も充実。

目次

第1章 日本の近代化と「唱歌」の誕生(「ちょうちょう」(ちょうちょうちょうちょう)―変身を繰り返した「蝶」の、数奇な運命をたどる
「蛍の光」(蛍の光窓の雪)―明治生まれの「卒業式の歌」は、戦後になって生まれ変わった? ほか)
第2章 「童謡」と「唱歌」の間で揺れる(「とんび」(とべとべとんび空高く)―のびのびと大空を飛ぶ名曲誕生の秘密
「かなりや」(唄を忘れた金糸雀は)―歴史上、初めての「童謡」。その栄光の陰にあるものとは? ほか)
第3章 戦争の影に苦しむ「童謡」の担い手たち(「電車ごっこ」(運転手は君だ)―二種類のメロディで走り続ける?「電車ごっこ」の不思議
「牧場の朝」(ただ一面に立ちこめた)―新聞記者の紀行文の描写から生まれた新作唱歌だった? ほか)
第4章 甦った「童謡」と、新しい時代の夜明け(「見てござる」(村のはずれのおじぞうさんは)―「戦後の子供たちを明るくする歌」は、こうして生まれた
「里の秋」(静かな静かな里の秋)―作詞家、作曲家、歌手それぞれの「戦中」と「戦後」が交錯する歌の背景 ほか)
付章 さまざまなメディアとこどもの歌(「みどりのそよ風」(みどりのそよ風いい日だね)―春が来ることを信じていた作曲家に最後に吹いたそよ風
「お誕生日の歌」(はっぴーばーすでーとぅゆー)―誕生日を祝う習慣のなかった日本人の生活を変えた歌 ほか)

著者等紹介

竹内貴久雄[タケウチキクオ]
文化史家、音楽評論家、書籍編集者。1949年生まれ。詳細な調査を行なって解説したCD『黎明期の日本ギター曲集』(演奏:山下和仁、日本クラウン)が1999年度文化庁主催芸術祭大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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