内容説明
数々のヒットを生み出した作曲家、アーティスト、プロデューサーがここまで明かした!作曲を志すすべての人に贈る、曲作りのテクニック。
目次
上松範康(Elements Garden)―「到達点」を思い描きそこから逆算して曲を作る
Ikoman―リスナーが思わず口ずさみたくなる「憶えやすさ」が愛される曲を作る決め手
koyori(電ポルP)―欲求を素直に吐き出してみる
和泉一弥―名曲には必ず、曲全体を集約する意図をもったパートが存在する
片平里菜―できないときは、できないなりにもがき続ける
光田康典―伝わる曲を書くにはテーマをしっかり見つめること
秋山公良―「メロディが浮かばない」人はコードの響きを体感しながら曲を作ってみる
笹路正徳―メロディは生もの。それが生まれる環境を整え、出すべき瞬間にしっかりと出す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
majiro
16
ビジネス書っぽくて、そこに驚いた!でも、名を成した人たちの言葉は、やっぱり重かったなー。2016/12/10
さーふアザラシ
2
8人の作曲を取り上げている。最近のゲーム音楽や、ボーカロイド、DTMなど取り上げている。ギター、ピアノで作曲するミュージシャンの話など面白い。星42020/08/12
calarud
2
技法書ではない、という事を事前に言っておきます。 どういう時にいい曲が浮かぶかとか、どういう心構えで作曲に臨んでいるかというのがほとんどの内容です。 なので、作曲法が知りたい方向けではないですが、どんな気持ちで作曲家の人は作曲するのだろうと知りたい方にはいい本だと思います。 秋山さんは作曲法に関するような記事を書いてくださってますが、主に精神論的なものに終始していると考えて読む事をおすすめします。そういった意味では、おもしろい本でした。2014/07/24
Daisuke Sasaki
0
タイプの違う8人の作曲家が普段どのように作曲をしているのか、作曲の腕をあげるにはどうしたらいいかをエッセイ式に書いている。8人ともタイプが違ったが、共通して結局はインプットとアウトプットの数を重要視していたのはとても興味深い。音楽だけではなく日常様々なことに興味関心を持ちそれを音楽に昇華できるのが一流の作曲家というかクリエイターなのかななんて思った2016/01/09
外野伽夜
0
作曲を仕事にしている人達が作曲の極意を語った本。これから作曲を始める人向けです。作曲家、シンガーソングライター、ボカロPという人選で、各人で作曲に対する姿勢が違うので、読み物としてとても面白かったです。光田康典さんの作曲方法が一番読みやすくて好みでした。人によっては話が専門的で難しかったのですが、基本的には技法の説明というよりも、作曲をしてみたい人向けのアドバイスでした。作曲家へのインタビュー本という感じです。しかしイメージ図解は本文が理解できれば必要ないものばかりだったので削ってもよかったと思うなあ。2014/10/12