内容説明
最新エディション事情!「ヘンレ原典版、パデレフスキ版、コルトー版、ウィーン原典版、エキエル版、ペータース原典版…ショパンの楽譜はなぜこんなにたくさんあるの?」ショパンの楽譜との向き合い方がわかれば、演奏・指導に自信が持てます。
目次
第1章 ショパンの楽譜―なぜエディションによって違いがあるの?
第2章 楽譜の基礎知識―作曲家と校訂者の意識を探ってみよう
第3章 ショパンの特殊事情―校訂の難しさとエディションの種類を知る
第4章 あふれる楽想―ヴァリアントから自由を読み解く“ノクターン第2番op.9‐2”
第5章 真の作品―異なる音から本当の意図を探る“エチュードop.10‐3”
第6章 記譜の統一―異名同音から豊かな響きを想像する“バラード第1番op.23”
第7章 3つの初版―初版が原因で生じたエディションによる違いを考える“プレリュード第2番op.28‐2”
第8章 記譜法と演奏法―付点のリズムを弾くときは?“プレリュード第9番op.28‐9”
第9章 原典版と解釈版―アーティキュレーションがこんなに違う?“タランテラop.43”
第10章 遺作―2種類あることを知っておこう“幻想即興曲op.66”“レント・コン・グラン・エスプレッシォーネ”
第11章 ショパンの楽譜、どの版を使っていますか?―エディション受容の調査からみえること
著者等紹介
岡部玲子[オカベレイコ]
常磐大学人間科学部教授。お茶の水女子大学ピアノ専攻卒、同大学院修士課程ピアノ専攻および博士課程修了、ショパンのエディション研究にて博士号取得、博士(学術)。ピアノを故遠藤秀一郎、山田富士子、室内楽を瀬戸瑤子、音楽学を故大宮眞琴、徳丸吉彦の各氏に師事。茨城県芸術祭特賞。コンセール・アミ奨励賞。リサイタル、協奏曲、室内楽等の演奏活動の他、ショパンに関する執筆多数。各種ピアノコンクール審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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