マエストロ、それはムリですよ… - 飯森範親と山形交響楽団の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784636846539
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0073

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

49
★★★★地方の一オーケストラだった山形交響楽団は、常任指揮者に飯森範親を迎えてから、山響を聴きにわざわざ山形まで足を運ぶファンを獲得する人気オーケストラに成長する。飯森の指揮者としての音楽的力量はもとより、オーケストラの運営能力、ファンや人とのつながりを大切にする人間性が、山響を大きく飛躍させた。インタビュー形式で読みやすく書かれている。飯森氏にも山響に親近感を覚え、山形で山響の演奏を聴きたくなる。2016/10/18

17
山響はその良さを真に分かってくれる指揮者と素敵な出会いをすることが出来て本当に幸運でしたね。山響の演奏が聞きたくなってしまいました。プロの音楽家って気難しい芸術家肌の人が多いと思うのですが、「音楽家はサービス業です。」と言い切り、数々の事を実践していく姿勢は本当に素晴らしかったです。音楽をやっている人間としては読んでいてこれは!と思う箇所が多く付箋を貼りまくりの読書でした。残念なのは、飯森氏があげたマニフェストが残っていない点。ちょっと話を美化しすぎな所もありますがさらっと読める良書と思います。2010/05/27

むつぞー

10
「山響」と山形の素晴らしさが伝わってくる。音楽=サービス業、しかし客ウケとはちがうという指揮者の考えもよいです。ただ就任時のマニュフェスト。これがないのがホント残念。どういう改革を行い、どう対処していったか、このあたりが読みたかったんだけど…。2010/03/06

日向夏

9
停滞していた地方のオケの常任指揮者を引き受け、工夫と信念でオケの力をつけさせていく飯森さん。改めて聴いてみたくなった。次の東京公演はいつかな。地元にこんなオーケストラがあるなんてうらやましいぞ、山形のみなさん!2015/09/17

moonset

6
テーマとなった素材はたいへん素晴らしい。読者の多くがそう感じたに違いない。しかし、この本のターゲットは誰なのだろう。監修が飯森氏で文章を組み立てたのは松井氏だとして、肩書きは脚本家という画によって「観せる」ことを生業にしている人が、文章だけで人を「魅せる」ことは容易でなかったということだろう。当然、本のタイトルにも不満。その物足りさとは別の次元で、指揮者飯森氏と山響には、たいへん興味を持った。2013/04/01

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