内容説明
20世紀のポピュラー音楽は、1950年代以降ロックの爆発的流行により様変わりした。アメリカ黒人のリズムと白人の伝統音楽が出会い誕生した、2つの魂をもつロックは、時代とともにその姿を変化させながら転がり続け、若者の声を反映し、偉大な文化へと成長した。王者エルヴィス・プレスリーから、伝説のギタリスト、チャック・ベリー、フォークの詩人ボブ・ディラン、永遠のポップ・スター、ビートルズとローリング・ストーンズ、ウッドストック世代のジミ・ヘンドリックス、ハード・ロックの父レッド・ツェッペリン、パンクの象徴セックス・ピストルズ、MTV世代のマドンナやマイケル・ジャクソン、そして90年代ロックを再燃させたグランジ・ロッカーたちまで、ロックの担い手を網羅。
目次
平穏なアメリカ
反逆者たちの登場
起源
新しい音楽の誕生
独立レーベル
王者エルヴィス
シャウト
兵役につくプレスリー
ボブ・ディランの夢
ビートルズ(“ファブ・フォー”)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
18
絵本「音楽の歴史」、ロックの誕生から現在まで。印象度B+ ロックの誕生と大まかな(米英)社会の流れが述べられた絵本。絵本だが中学生くらいでないと読むのは難しいかも。漢字も多いし。 タイトルから、「ロック関連の絵本」を紹介した絵本なのかと思いきや、単にロックをまとめた絵本だった。とはいえロック入門には結構いい。メジャーどころは余すことなく紹介してると思う。 有名なウッドストックコンサートは、実は当日ウッドストックで行われなかった、というのは初めて知った2024/12/10
Tommy
1
ロックの世紀というタイトルだが、それぞれの時代で生き抜いた、闘った表現者たちの物語だった。音楽は文化や政治と結びついている、というのがよく表れていた。それぞれの時代の作り上げられた「当たり前」だとされていること、それに対して「そうじゃない」「人間らしさ」を表現した英雄たちの歴史だった。時代が変われば感じ方も変わる。50年代の音楽と70年代の音楽では、たとえ同じジャンルだったとしても、経験しているものや、見てきているものが違う。同じものなどない。ただ、表現者という点で共通することがおもしろい。2021/02/19
邪馬台国
0
たぶん一番わかりやすくてとっつきやすいロックの流れを解説した絵本2013/04/20