内容説明
黒人の叫びから現代の芸術に…。自由の探求を続けるジャズは、アフリカからアメリカに連れて来られた奴隷たちの子孫によって生み出された。ニューオリンズからニューヨーク、そして世界へ広がるジャズの足跡をたどり、そのサウンドの魅力を探る。ジャズ史に燦然と輝ける巨星、ルイ・アームストロング。最高の黒人女性シンガー、ビリー・ホリデイ。ビ・バップ革命の指導者、チャーリー・パーカー。モード・ジャズの開拓者、マイルス・デイヴィス…。個性豊かな主人公たちが織りなす黒人音楽の物語。
目次
登場人物
奴隷制
アメリカ黒人の三世紀
宗教歌
ブルース
ニューオリンズ
ルイ・アームストロング
楽団と楽器
大都会
ハーレム〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
57
☆5。表紙にレイ・チャールズ、ジェイムス・ブラウン、ロバート・ジョンソン、ベッシー・スミスが出て、中身も奴隷制、宗教歌、ブルース、リズム・アンド・ブルース、人種差別と公民権運動。従来のこういった絵本ものでは削除される内容が全て入っている(ジミヘンまで出てくる!)。そう、ジャズの歴史には欠かせない要素がぎっちり詰まっているのだ!ジャズを全く知らない人から「ジャズって何ですか?」と言われたらまずはこの本を薦めるだろう。ルイ・アームストロングの項目で野球がイラストになっている事には思わずニヤリとさせられた。2020/09/01
クラムボン
12
楽しい「ジャズの歴史」の絵本。シリーズの中の一冊。イタリア本です。見開きの2頁の真ん中に大きなイラスト。この絵が緻密で楽しくて、気分をハイにしてくれます。ただ文章が…ジャズを語る絵本としては、少し礼儀正し過ぎる。そこがやや残念。2021/10/02
のし
5
jazzの歴史が簡単にわかります。2017/03/12