内容説明
刃文や地鉄の精密な写真をふんだんに使って徹底解説!刀剣研究歴40年、刀剣撮影の第一線で活躍する著者の撮影写真を多数掲載。「映り」「沸」「匂」と呼ばれる微妙な働きまで徹底的にわかる一冊。
目次
1章 名刀を見る(狐ヶ崎;明石國行 ほか)
2章 刀剣鑑賞の手順(刀姿を見る;重ね・棟・鎬を見る ほか)
3章 写真で学ぶ刀の種類(地鉄;刃文 ほか)
4章 刀工・刀派の特徴(古刀編;新刀・新々刀編)
著者等紹介
松本啓之亮[マツモトケイノスケ]
1958年、神戸市生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。スタジオABIを経て、写真家・横須賀功光氏に師事、その後、独立。フォトファクトリー創設に参加、化粧品や管楽器など主にスチールライフの写真を手がける。高校時代より工芸品としての日本刀に興味を持ち、上京してから日本美術刀剣保存協会の会員となる。フォトグラファーとなってからは、同協会東京支部会員として活動に参加。様々な試行錯誤を経て、高精細な日本刀の撮影技術を確立。美術館や展覧会の図録の撮影を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HaruNuevo
13
刀剣に興味を持ったは良いが、何をどう観たらよいのかさっさりわからないまま半年が過ぎ、出会った一冊。 今後刀剣を観るうえで、足場となる貴重なガイドになるだろう。 これでもか、と延々と写真付きの解説が続くため、全てが頭に入るわけではないが、解説一つひとつはとてもわかりやすい。 ありがたい一冊だ。今後活用していきます。2024/01/10
kaz
1
鑑賞ポイントが多くて食傷気味だが、好きになればそれぞれの部分の美しさがわかってくるのだと思う。図書館の内容紹介は『明石國行、姫鶴一文字などの名刀を鑑賞するとともに、刀剣鑑賞の手順や刀の種類、刀工・刀派の特徴を、精密な写真を豊富に使って徹底解説。地鉄の鍛えや映り、刃文の形と構成のリズム等を総合的にじっくり観ることができる』。 2023/09/08
aoto
1
仔細な紹介がありがたい。著者の拘りの目線が記されてるのがユニーク。かつ、こんな風に刀を鑑賞したらいいんやな、ってなる。参考イラストのお兄さんがいい味。よくわかんないけど、長谷部の皆焼の模様が面白い。著者の狐ヶ崎との熱いエピソードも好きだな。2023/07/20