内容説明
北陸新幹線金沢延伸開業による並行在来線の第三セクター化によって誕生した新しい鉄道会社「えちごトキめき鉄道」。斬新なスタイルの観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」の開発、鉄道ファン垂涎のデゴイチや国鉄形観光急行の導入などで、地域の活力となる新しいアイデアに挑戦し続けてきた。奇抜な発想の裏側にある地方創生の可能性に迫る。
目次
第1章 えちごトキめき鉄道 沿線の底力(大盛況で迎えた開業日;異色づくめの第三セクター鉄道 ほか)
第2章 えちごトキめきリゾート雪月花の成功(開業以前に導入決定していたリゾートトレイン;メイドイン新潟にこだわった新造車両 ほか)
第3章 懐かしい鉄道シーンの再現にかける(蒸気機関車の代名詞・D51をトキ鉄に!;「直江津D51レールパーク」がオープン! ほか)
第4章 地域の眠れる資源を掘り起こせ(新駅誕生―四十九年ごしの請願が成就;地域に眠れる資源を掘り起こせ―鉄道を生かした町づくり)
第5章 トキ鉄が語る地方創生と鉄道(山積する課題を乗り越える;並行在来線が持つ重要な役割とは? ほか)
著者等紹介
植村誠[ウエムラマコト]
1965年埼玉県生まれ。幼少時に千葉県に転居。「どん行」と夜行列車の旅を愛して数十年、日本国内のほか東南アジア諸国や韓国、台湾、欧州など海外の鉄道をテーマに取材・執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
6
沿線住民としては「JRが経営しても黒字にはならない」路線を維持するために数多の仕掛けをして頑張ってる会社を応援したいと思う。一方で本書でも1両運用だが余力は十分と語られている日本海ひすいラインが実は朝晩の通勤通学時間帯の混雑が本当に酷く、相当ダイヤ編成がキツい妙高はねうまラインでは行われている学校行事対応での増結等もこちらはまったく行われていないなど「地域の足としては『なくなるよりはいいでしょ』が最大の責任」と見えて仕方がない。だから家族に定期持ちがいた時は恨みが多く今は愛すべき会社。読後感も複雑なのです2023/07/29
Eiki Natori
6
この夏にこの鉄道会社にも乗る予定のため予習のため購入。貨物の通行料が売上の7割を占める、旅客の少ない地域に乗客を呼び込むための様々な努力。観光列車雪月花について、455系・413系国鉄急行形電車について、なぜ電車区間に気動車を走らせたかについて、新駅誕生について、直江津のSL展示について・・・それぞれコンセプトがしっかりしており企業の本気度が伝わってくる。 乗ることがとても楽しみである。2022/07/31
るりねこ
1
雪月花乗ってみたい。がんばれ。2023/04/03
Hideichi Sekiya
0
新潟県や沿線都市が多額の出資をしている第一セクターの様な鉄道会社の挑戦、常識にとらわれない冒険の姿勢が凄すぎます。2022/02/17
kaz
0
沿線の写真がもっとあれば嬉しいのだが、えちごトキめき鉄道に本当に興味のある人は、このスタイルの方が良いのだろう。図書館の内容紹介は『在来線の第三セクター化によって誕生した「えちごトキめき鉄道」。斬新なスタイルの観光列車「雪月花」の開発、デゴイチや観光急行の導入など、奇抜な発想の裏側にある地方創生の可能性に迫る』。 2022/01/14
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