内容説明
妖狐、妖狸、妖猫たちが跋扈し、百鬼が横行した江戸時代。人々は冥府や異界からの使者を畏怖し、人知を超えた存在として敬っていた。驕慢・奢侈・傲慢を戒め、暮らしに警鐘を鳴らし続けた使者たち。その妖しきものどもは何処へ―。
目次
第1部 狐狸の業(狐の復讐;狐もかなわぬ;河童 ほか)
第2部 不思議話(不思議な小箱;学者狐;扇筥の秘密 ほか)
第3部 縁起由来(川の怪;観音坂の妖怪;池尻の女 ほか)
著者等紹介
花房孝典[ハナフサタカノリ]
1946年、名古屋生まれ。作家・評論家。慶應義塾大学法学部卒業。雑誌『ホットドッグ・プレス』の創刊メンバーで同誌名の案出者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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