内容説明
1950年代から2020年代まで名古屋鉄道の歴代車両を解説。
目次
第1章 現役の名鉄電車・機関車
第2章 引退した名鉄電車 SR車編
第3章 引退した名鉄電車 AL車編
第4章 引退した名鉄電車 HL車編
第5章 引退したディーゼルカー・ガソリンカー
第6章 引退した名鉄電車 600V鉄道線編
第7章 引退した名鉄電車 600V軌道線編
第8章 引退した機関車・電動貨車・貨車
著者等紹介
小寺幹久[コデラミキヒサ]
京都府出身。鉄道模型メーカーのリトルジャパンモデルス、鉄道写真集や鉄道模型資料を発行するリトル出版を主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユーさん
9
中京の雄、名鉄の歴史。合併を繰り返して大きくなり、つい最近は、逆に不採算路線を相次いで廃止。観光や車両の個性だけでは経営が成り立たなくなって来ているのは間違い無いです。バラエティ豊かな車両が揃って居た一昔前を知る者にとっては、最近の個性の無さにガックリ来る事も多いです。ですが、地域の大事な足をこの先も守って行くという使命がある以上、「今までの歴史」よりは「これから先を見据えた経営」が求められるのでしょう。2022/03/03
えすてい
8
現役の名鉄車両から、引退した名鉄車両の「図鑑」だが、ページの大半は引退した車両である。SR車や気動車や600V線の全廃もだが、名鉄が名古屋電気鉄道と愛知電気鉄道を始まりとし、それに加えて愛知県や岐阜県美濃地方の電気鉄道を次々と合併した私鉄であるため、これらの膨大な形式が、特に支線のHL車や軌道線の車両を中心に、また、制御車への改造車がとにかく沢山ある。今までの名鉄車両本の多くが旅客車ばかりだったが、この本は電気機関車や貨車にも結構ページが割かれている。いかに名鉄が巨大なローカル線であったかを実感する。2021/03/15
kaz
2
馴染みが薄いのでパノラマカー以外に特段の印象はないが、私鉄トップクラスの路線距離をほこる会社。いろいろな歴史はあったであろう。沿線風景がもう少し入っていたら、素人にも楽しめただろうとは思う。図書館の内容紹介は『中京圏に本社を置く唯一の大手私鉄、名古屋鉄道(名鉄)。昭和30年代前半に撮影された写真など、著者が故人から引き継いだ貴重な写真を多数収録。戦後の名鉄発足後の電車から最新の9500系まで、名鉄電車の系譜を伝える』。 2021/04/14