角川文庫<br> うちの執事に願ったならば〈9〉

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角川文庫
うちの執事に願ったならば〈9〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041097878
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

遂に成人を迎える花穎は、烏丸家の仕来りに則り、当主として肖像画を描いてもらうことに。そんな折、候補者リストに挙がった画家達に次々と異変が起こる。衣更月は背後に潜む陰謀に気づき花穎を守ろうとするが、当の花穎は彼の忠告もどこ吹く風。苛立つ衣更月だが、花穎のある意外な想いに触れ―。「僕は当代、烏丸家当主だ」「貴方は私がお仕えするたった一人の主人です」不本意コンビの上流階級ミステリ、堂々完結!

著者等紹介

高里椎奈[タカサトシイナ]
茨城県出身。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirune

59
赤目刻弥…今更だけど なんちゅう面倒臭い奴なんだ😓そして赤目さんの祖父さん始めその一族って子供相手に大人気なさすぎだよね。。花穎も5歳の時のことを根に持たれて災難ですね。でも面倒臭くとも、懐いちゃって 赤目さん大好きなんだから自業自得か。そして結局みんな鳳が影で暗躍して解決してくれちゃってるのでは…?衣更月と花穎はずいぶん息が合ってきたと思ってたけど、まだまだこれからもずーっと葛藤は続きそうだなぁ☆2020/12/21

雪紫

46
ひぇっ、前回読んで危惧した花穎のことが部分的に当たり・・・!なタイトル変更な執事シリーズ最終巻。最初の話は未熟か、成長か。ある意味逃避に見えた結末なだけに(第三者ながらちょっとへこむ。今まで語られたのが花穎の主観中心だから余計に)最後の話の真相とその後の花穎のまっすぐさに気分を引き締められる。この後の彼の優しく未熟ゆえに強い決意を応援したい。そう思う。・・・そう言えば最後のあの人にひぐらしの彼女を重ねてしまってクスリとしてしまった。2020/08/28

すがはら

35
鳳さんの意外な早合点秘話が面白い。しかし、座敷わらしの後に烏天狗と来るとは。家頴の父ちゃんは真一郎さんなんだけど?と思っちゃいました。鳳と家頴で似た者エピソードを出されるとは意外。家頴の座敷わらし説に乗ってくる更衣月は安定の執事で頼もしい限りと思ったのですが、後で漏らされた不満はまだまだ成長途中の証なのですね。赤目の件はこれでもういい加減に決着が着いたと見て良いのでしょうか。2020/09/14

ゆきちん

31
シリーズ完結。花穎の成人式で招待客に異変。誰が招かれざる客か?鳳の昔話。花頴の肖像画を描く画家候補が次々脱落。裏に何が?の3本。ここに来て、赤目。過去のしがらみがまだ。でも花頴成長してるよね。衣更月が変わるのもうなずける。立派な当主になったところで、EXが楽しみです。2021/02/16

28
えぇぇ、完結(>_<)最後の今作に壱葉さんと頼長さんが登場されて良かったです。皆さんに、また逢えるとイイなぁ。2020/09/11

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