内容説明
数字の羅列を読んで何が楽しい?『時刻表』にハマッた達人が、その魅力を解き明かす!
目次
第1章 時刻表づくりの裏側
第2章 時刻表を学ぶ
第3章 鉄道躍進の瞬間を刻む
第4章 時刻表を彩った優等列車たち
第5章 時刻表の進化をたどる
第6章 時刻表とミステリーの関係
第7章 壮大なる鉄道旅の記録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うっちー
50
JTB時刻表にはダイヤ改正時に日本一周早回りクイズがあったと記憶していますが....。新幹線が主流となり時刻表もつまらなくなってしまいました。2021/01/08
なるみ(旧Narumi)
21
鉄な夫が図書館で借りてきた一冊。時刻表の世界に多角的にせまっていました。2020/03/25
tapioka
21
電車の時刻表の歴史や魅力などを、その道の達人たちが紹介した作品。日本で初めての時刻表は紙1枚で、15分前までに切符を購入するなどの乗車の注意事項が記載されていたようで、日本の発展と時代の移り変わりと共に進化した時刻表の歴史は興味深いものがあります。また、時刻表内の記号の紹介や、乗り継ぎを巧みに使った時刻表ミステリーの解説は面白い内容でした。最近旅行でもネットの乗り換え案内で済ませていますが、紙の時刻表だからこそ、途中下車しながら、どう乗り継げば目的地まで最適にたどり着けるかを考える醍醐味がありそうですね。2018/01/23
ひねもすのたり
10
ネットで乗換案内なるものの登場以降、無用の長物と化している時刻表。もちろん私も移動の際は「駅探」などを使っているわけですが、時刻表に関しては別の意味で強い思いこみがあったりします。 たとえば青函連絡船が本州と北海道を結び東北新幹線もなかった時代の東北本線。 一昼夜掛けて北へ走り続ける鈍行列車や寝台車を連結した急行列車。そして花形の特急列車。その時代、どんな人たちがどのような旅をしていたのか時刻表はその姿を如実に浮かび上がらせてくれるようにも思います。 というわけでそんなマニアたちにおススメいたします。★42023/12/26
とりもり
4
時刻表探検というタイトルの割に、ほとんどは時刻表の歴史についての話題が中心。トリビア的な話は少なくてちょっとがっかり。時刻表ミステリの話が一番面白かった。「点と線」未読だが是非読みたくなった。あと、貨物列車の時刻表買ってみようかな(笑)。★★★☆☆2018/06/23