内容説明
本書はフランスで見られるきのこ約１００種類を収録していますが、日本でもこのうち約９０種類は同じものが見られます。フランスの画家サバティエさんが、中でも有名な食用きのこや毒きのこ約１００種類を、ジョークやエスプリを効かせながら擬人化した絵にして次々と登場させ、彼ら自身の個性のみならず、私たち人間のきのこマニアをもにぎやかに揶揄します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
11
4年積んでいた本で、読んだと思っていたら読んでいなかったので読みました。右頁にキノコの丁寧で真面目な説明、左頁はその説明を元に名優に擬人化されたキノコがシュールに描かれてます。アルアモガサタケ（春が来たヘアサロンでまあるくセット）ヒラタケ（森のカキ真珠通して暇つぶし）ムラサキシメ（艶めいて青足洗う森の裸婦）等、絵も眺めていてとても楽しい本。2020/01/13
猪子
7
こんなお洒落なきのこ図鑑見たことない！左ページにはきのこの説明、右ページは贅沢にも一枚使ってきのこの絵を。しかも、そのきのこの絵が擬人化されてるんです。種の特徴を表してる絵はとても楽しくて絵本感覚でも楽しめますが、やはり左ページの説明もじっくり読み込むのがおすすめ。でもサイズが大きいし、擬人化されてるので山歩きのお供には向きません。2016/11/10
