内容説明
一輪の花がもっと愛おしくなる。花ことばに秘められた歴史と伝説の事典。花屋さんにある100の花の物語。
目次
1 SPRING 春の花のことば(アイリス;アネモネ ほか)
2 SUMMER 夏の花のことば(アザミ;アジサイ ほか)
3 AUTUMN 秋の花のことば(キク;ケイトウ ほか)
4 WINTER 冬の花のことば(ウメ;エリカ ほか)
著者等紹介
川崎景介[カワサキケイスケ]
マミフラワーデザインスクール校長。東京出身。米国アイオワ州グレース・ランドカレッジ卒業。倉敷芸術科学大学修士課程修了。2006年よりマミフラワーデザインスクールの校長を務める。日本のみならず、世界の花にまつわる文化を独自の視点で研究する「考花学」を提唱。執筆活動や講演活動も多数。日本民族藝術学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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クナコ
9
初読。フラワースクール学長による、四季の花と花言葉の紹介本。全ての草花に丁寧な挿絵がつき、さらに学名、和名、別称などが併記されていてデータが細かい。花や花言葉自体の紹介だけでなく名称の由来や各地の伝説、伝播の歴史なども教えてもらえる。祭事や神話、伝承などが好きな人間にとってはとても良い本。ただ写真の掲載はないため、ペン画風の挿絵だけではどうにも物足りなく、画像検索する場面も結構あった。花はやはりカラーで見たい。本物を見たい。2024/08/01
豆電球
5
四季を追いながら季節ごとの代表的な花を色々な側面から解説してくれる花事典。花言葉や歴史に留まらず、古今東西の伝説や神話から、お祭り、花を使ったレシピに至るまで興味深い豆知識がふんだんに盛り込まれています。中でも花のカレンダーはとても面白いです。二十四節気七十二候や欧米のイベントなどが書き込まれていて、昔から根付いてきた花との暮らしを今も語り継ごうとする、花への慈しみみたいなものがひしひしと伝わってきます。こんな時だからこそ異国や自国の文化を知ると共に、暮らしに花を取り入れて心豊かに日々過ごしたいです。2021/09/13
mayuri(Toli)
3
四季折々の花の花言葉や伝承などを纏めて紹介した1冊。同社刊行の「魔女のシークレットガーデン」にかなり似てるが、こちらは日本やアジアの花をやや多めに紹介していて、暮らしの中にある花に愛着が湧くこと間違いなしの一冊だった。2022/05/19
コキア
3
花言葉ではなく、花のことば。 花は、生活の潤いや美しさだけではなく、 ギリシャ神話では神や精霊が花や植物に姿を変えたりもするし、キリスト教やインドの信仰や思想、絵画全般、 日本では万葉集にも謳われるほどに尊ばれている。 要はお花の図鑑なのだけれども、 それぞれのお花に古代史のエピソードが書かれているのがわたしの好きなところ 2021/04/18
Sunflower
1
春夏秋冬に分けてそれぞれの季節の花や植物につけられた「花ことば」や、歴史、伝説などのエピソードを紹介している。花の名前は知っていても歴史や伝説などはほとんど知らなかったので、読んでいてとても印象に残った。2022/10/20