内容説明
美しき小さな雑草の花図鑑第二弾!深遠な雑草の花の世界をもっとのぞいてみませんか?
目次
黄色い花(セイタカアワダチソウ;オミナエシ/オトコエシ ほか)
白い花(フキ;ノブキ ほか)
青・紫色の花(キツネアザミ;ノコンギク ほか)
赤色の花(ベニバナボロギク;ミゾカクシ ほか)
緑・茶色の花(ツルニンジン;ヤセウツボ ほか)
著者等紹介
大作晃一[オオサクコウイチ]
千葉県生まれ。自然写真家。きのこや植物などを被写体として美しい自然写真を撮影している
多田多恵子[タダタエコ]
東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。現在、早稲田大学・立教大学・東京農工大学・国際基督教大学非常勤講師。植物の繁殖戦略、虫や動物との相互関係などをワクワク調べ、観察会やNHK子ども科学電話相談など啓蒙活動にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よこたん
62
“大群落と黄色い花で花粉散布の濡れ衣をかぶった花” 今になって知る、子どもの頃は悪の権化のような扱いだったセイタカアワダチソウの美しさ。小さな花に寄って寄って眺めてみれば、なんと可愛らしいつくりになっていることか。前作と同様に、花を色別に紹介しているので、頁を繰っていくと鮮やかなグラデーションも楽しめる。ベビーピンクの金平糖のようなママコノシリヌグイ(茎のトゲ痛そう)、白と緑の淡さをまとったおしとやかな蕾のアマドコロ、蕗の花には、雄の花と雌の花があり、華やかなのは雄の方だった。花は、そこにもここにもある。2020/05/22
mayu
54
このシリーズ本当にかわいい。花屋さんに売ってる花ではないので、いつ見ることができるかは分からない。それに実物大からすると、そう遠くないうちに、わたしは見ることができなくなりそうだ。在来種の4分の1が絶滅を危惧されてる。小さいのに良くできてる。小さいお花のブーケみたい。なのに、なんで名前はそうでもないんだろう。継子の尻拭(ママコノシリヌグイ)、芋傍喰(イモカタバミ)蠅毒草(ハエドクソウ)とかさ。ニラとかセリ、ブロッコリー、小松菜だってとってもかわいい。食べてるけど、花は知らないって残念と言うか恥ずかしいね。2020/07/05
リコリス
34
暖かくなってくると桜の花に魅せられてつい上ばかり見てしまうけど足元にそっと咲いている小さな花も春が来たことを教えてくれる。花の形も色も様々でよーく見ると怖いのやとぼけたようなのもあって面白い。子供の頃熟した実にそっと触れて種が弾け飛ぶ瞬間が好きだったなぁ。ふきのとうってアップで見るとこんなに可憐な花を咲かせてたんだ。ゆっくりと散歩して野の花を眺めたいなぁ。2021/04/03
ミツツ
26
ほんっとに、小さな小さなお花たちの愛らしいことといったら!こんなに小さくてはとてもじゃないけど気がつかない。名前を知っていてもそのお姿がわからない、またその逆も然りで、勉強になりました。 2022/08/07
スリカータ
26
前作がとても良くて、続編が発刊されたので読んでみた。シリーズ化は嬉しい。野に咲く小さな花を宝石箱のように撮影。細部までじっくり見ると、どの花も違う表情があって美しい。小さい虫になった気分です。特にハコベの花が良かった。何となく緑っぽく見えたのが、こうなっていたのか!と発見。ナガミヒナゲシは色も鮮やかで存在感がありますね。2020/03/17