目次
氷の道・チャダル
異郷の村へ
チベット仏教
村人の暮らし
冬の峠越え
著者等紹介
山田正文［ヨウダマサフミ］
１９４６年、北海道厚岸郡厚岸町尾幌に生まれる。１９８６年から中国西域タクラマカン砂漠の辺境を旅し、写真を撮り始める。１９８９年から北インド、ジャムー・カシミール州ザンスカールおよびラダックの撮影をはじめ、現在に至る。また１９９２年から９７年にかけてはネパール・ヒマラヤのクーンブ山群、アンナプルナ山群も撮影
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感想・レビュー
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けんとまん１００７
44
居ずまいを正される。人は、どうしてこんな厳しいところにも住んでいるのだろう・・と思うことがあるが、それは、驕り高ぶりからくるものかもしれない。そんなことを考える。厳しい環境だからこそ、それを受け入れることから始まる。チベット仏教の「五毒」・・貪欲、怒り、無知、自尊心、競争心を考える。そこに行き着くのだと思う。2023/10/24
Yasutaka Nishimoto
3
最近読んだ山本高樹氏のラダック関連の本に惹かれ、本写真集にたどり着き読んでみた。後から分かったが、2017年に読んでいたよう。ただ、今回もそれを思い出すことなく、美しさに感動した。前回読んだことを覚えていないことには落胆したが。2023/10/14
なむなむ
2
ヤクのふみ足の脱穀の歌が好き。 ホローホロー 穀物には宇宙の星が一杯詰まっているんだよ。 だから宇宙がここで一緒に 回っていることになるんだよ。 君の尻尾は、真珠で飾られているし、 大きな角は、ダイヤモンドみたいにすばらしい。 脱穀を早く終わらせようよ。 何も無いがすべてがあるような、切り立つ山々の日々。2023/06/11
アンリ
2
著者の山田（ようだ）さんから直接本を貸していただく光栄にあずかる。ザンスカールの美しい写真の数々。氷った川チャダルに差し込む陽光がまぶしい。 チベット仏教では「五毒」として、貪欲、怒り、無知、自尊心、競争心を戒めているそうだ。仏教でよく聞く貪瞋痴に二つ追加した形。我々が生きる西洋的な文明社会のなんと毒にまみれたことか。 また一つ、死ぬまでに行ってみたい場所ができた。2023/02/03
Yasutaka Nishimoto
1
ヒマラヤの奥地、好んでこの地に入り写真を撮る。開けた明るい写真ではない。だが、根付いた宗教と暮らしが、そして人が写っていればそれで良い。2017/03/28
