内容説明
爆弾低気圧、豪雨、落雷、異常高温、台風、豪雪など。最新の知見に基づいて気象遭難を引き起こす背景を探り、事故を未然に防ぐ手立てを考察。決して埋もれさせてはならない過去の遭難事故の教訓、将来も風化させてはならない近年の重大な遭難事故の教訓、そして将来の気候変動とそれに伴うリスク。気鋭の山岳防災気象予報士が「過去と未来を繋いで遭難をなくす!」という思いを込めて、すべての登山者におくる一冊。
目次
第1章 恐い爆弾低気圧
第2章 山岳を襲う豪雨
第3章 落雷リスクは増える
第4章 異常高温に警戒
第5章 夏でも起きる低体温症
第6章 関東甲信地方や北日本を襲う台風
第7章 中部山岳北部を襲う豪雪
著者等紹介
大矢康裕[オオヤヤスヒロ]
気象予報士No.6329、トヨタ系自動車部品メーカーである(株)デンソーで山岳部、(社)日本気象予報士会で東海支部に所属し、山岳防災活動を実施している。1988年と2008年の二度にわたりアフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ5895mに登頂。頂上付近の氷河縮小を目の当たりにして、地球環境や気候変動にも関心を持つに至る。現在、岐阜大学大学院工学研究科の研究生として山岳気象の解析手法の研究も行っている。日本気象予報士会においてCPD認定第1号。2017年石井賞、2021年木村賞を受賞
吉野純[ヨシノジュン]
岐阜大学工学部附属応用気象研究センターのセンター長・准教授。より高精度な気象モデルの開発を目標として「岐阜大学局地気象予報」を運営。大学初となる気象予報業務許可(許可第87号)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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