内容説明
登山の豊かな世界を知るために、欠かせないのが山岳書である。先蹤者たちの挑戦の歴史と、思索、自然観照の道程を描き出す山の名著60冊を選び、その魅力と時代背景、著者の姿を解説する。
目次
野中至『富士案内』
河口慧海『西藏旅行記』
田部重治『日本アルプスと秩父巡禮』
辻村伊助『スウィス日記』
槇有恒『山行』
冠松次郎『黒部谿谷』
石川欣一『山へ入る日』
武田久吉『尾瀬と鬼怒沼』
大島亮吉『山 研究と隨想』
板倉勝宣『山と雪の日記』〔ほか〕
著者等紹介
布川欣一[ヌノカワキンイチ]
1932年生まれ。登山史研究家。永年、「山と溪谷」をはじめとする山岳雑誌などに登山史関連記事を寄稿。大町山岳博物館、富山県“立山博物館”などの講師、専門委員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
32
田部重治が『ワーズワス詩集』(岩波文庫、1938・昭和13年刊)の訳者であることは意外に知られていないという(15頁)。田部先生はスキー登山に対して「最もよく自然の鑑賞とスポーツを調和させるもの」と評価した。英文学を専攻しながら日本的な旅に憧れ、自らの登山活動は〝山旅〟と称した(17頁)。吉江喬松『山岳美観』で、1907(明治40)年8月、吉江は<山岳画家の武井真澄君、歌人太田水穂君、教育家の岡村千馬太君>と<木曽の御岳へ登って、更にその裏山の急峻な能笹の中を飛騨路へ降りて再び高山の町から平湯温泉へ、2018/03/16
ぴよちゃん
6
★★★ 図書館本。このようなまとめ方もオモシロイ。著名な登山家のストーリーも興味深かった。2021/01/04
hi
3
読んでみたい本もいくつか見つけたけど、著名な人の有名作じゃなくて、今はもう少し、普通の人が普通な山に登った話とか読みたいな。2017/05/06
梅子
2
本屋に並んでいた興味ある山岳小説は一通り読み終えたので新しい出会いを求めて読んでみた。とても良い。廃盤の作品もあるが、山好きが山好きの為に書いてる感じで、しかも登山以外にも沢登りや冒険的著作も揃えていて内容はかなり充実。ここで紹介されている中から5冊くらい見繕って、ただいま発注中。2017/08/18
つなやん
0
先人たちの山への愛が感じられる本。写真が無い時代だからこと言葉を尽くしてその美しさを伝えようとしたのか。2023/05/17
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- 和書
- 親鸞と私