ヤマケイ新書<br> 鳥ってすごい!

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ヤマケイ新書
鳥ってすごい!

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  • サイズ B40判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784635510349
  • NDC分類 488
  • Cコード C0275

内容説明

鳥たちの驚くべき生態が満載!鳥類学の第一人者が語る鳥の「すごさ」。

目次

第1章 なんと言ってもすごい鳥の飛行術
第2章 羽毛は鳥の命綱
第3章 鳥はとってもおしゃれ
第4章 くちばしとつがいに見る鳥という生き方
第5章 渡りの謎その一 どこからどこへ?
第6章 渡りの謎その二 さらなる疑問を追って
第7章 カラスおそるべし!その知能の秘密
第8章 ずるがしこさの極み―托卵
第9章 遊ぶ鳥たち
終章 鳥からのメッセージ

著者等紹介

樋口広芳[ヒグチヒロヨシ]
1948年横浜生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。米国ミシガン大学動物学博物館客員研究員、日本野鳥の会・研究センター所長、東京大学大学院農学生命科学研究科教授を経て、東京大学名誉教授、慶應義塾大学特任教授。鳥の生態、進化、保全に広く関心をもっている。日本鳥学会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

40
なんと言ってもすごい鳥の飛行術。ヨーロッパとアフリカ西部を行き来するシロハラアマツバメは200日間休まずに飛び続け、睡眠も飛びながらとっていたと推定される。片目を閉じ、もう一方を開けながら「半球睡眠」をしているか、羽ばたきと滑空を繰り返すなかで、滑空の瞬間にまどろんでいるのではないか。アマツバメは時速百数十キロメートルにもなる速さで飛んできて、巣穴にスポーンと入っていく。巣穴の奥行きはせいぜい1メートルほどのはず。どうやって急ブレーキをかけ、穴の中で止まっているのか。まだまだすごい謎が秘められている。2017/03/02

トムトム

20
知っているところは読み飛ばしたけど。亜種程度の違いで飛べる鳥と飛べない鳥がいるそう。へ~!残念ないきものシリーズで「カカポは太りすぎて飛べない」とあったけど逆。鳥は飛ぶための軽量化にすごい労力?をかけている。つまりカカポは飛ばなくて良いから太ることができた。同じサイズ感のカラスとネコ、体重を比べるとカラスの方が1/4~1/5ぐらい。やっぱり飛べるってすごい。鳥ってすごい!2019/12/22

クサバナリスト

9
つがい外交尾!本書で一番驚いた!鴛鴦夫婦なんて言葉もあるが、鴛鴦もそうまのかな?本書の事例では鴛鴦は事例としてあがってないが気になる。2016/08/25

ろべると

6
著者は数々の野鳥図鑑の監修など著作も多く、本書も一般向けに鳥のすごいところを余すところなく教えてくれる。長距離を飛べる軽くて強い、効果的な推進力を生む翼の構造には驚くばかり。毎年正確に同じ場所を目指して長距離を渡るのもすごいが、わざわざこんなに大変なことをする理由については、ほとんど解明されていないようだ。人間が引き起こす地球環境の変化が、鳥類にも長期的な変化を余儀なくさせていくことだろう。最近バードストライクが原因と思われる航空機事故があったが、鳥たちが悪者にされるのには納得がいかないです。2025/01/03

yamakujira

5
200日間も飛び続ける鳥がいるとか、鳥の可視域は人より広いとか、毎年1万Kmを往復して渡るとか、道具を使って餌を取るとか、タイトルの通り、鳥のすごさを教えてくれる。人間にはできない自力で飛行する生態は、優劣じゃなくて単純にすごいと思ってしまう。托卵という方法も、托卵される側からは残酷に見えるけれども、ここまで托してしまう覚悟はすごいな。いろいろ興味深い内容で文章も難解じゃないのに、読んでいるとなぜか眠くなってしまい、1章ごとに数日費やして読了。カンムリウミスズメが印象的だった。 (★★★☆☆)2019/04/14

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