内容説明
日本近代登山発祥から120年あまり。日本人は山とどう向き合ってきたのか。先蹤者たちの数々の挑戦と思索の歴史、社会とのかかわりを通史として解説し、時代を象徴するエピソードを紹介する。
目次
第1部 近代登山以前の山と人(日本人と山とのかかわり;外国人による登山 ほか)
第2部 探検登山の時代(近代登山の幕開け;日本山岳会設立と探検登山 ほか)
第3部 岩と雪の時代(アルピニズムの洗礼;積雪期初登頂とクライミング ほか)
第4部 多様化する登山(復興の足音;マナスル登頂と登山ブーム ほか)
第5部 日本登山史年表
著者等紹介
布川欣一[ヌノカワキンイチ]
1932年生まれ。登山史研究家。永年、「山と溪谷」をはじめとする山岳雑誌などに登山史関連記事を寄稿。大町山岳博物館、富山県「立山博物館」などの講師、専門委員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しーふぉ
18
淡々と事実を書いていて盛り上がりなどはない。山際淳司のみんな山が大好きだったを読んだ方がエピソードなど豊富で山に興味が出る。2017/07/02
ぴよちゃん
5
★★ 図書館本。ガチ歴史本📗エピソードのみ拾い読み2020/07/07
nekomeys59
2
登山の歴史をわかりやすく解説している。 「女人禁制」を克服した女性登山家の歴史も詳しく書かれ、山岳信仰から解放された経緯もわかる。登山には興味なくても、日本の歴史の一部として読める。2019/11/27
さとる
2
江戸 明治 大正期の登山が好きだ。 奥山廻り役、田部重治、1900年のヒマラヤ越えの河口慧海(えかい)、加藤文太郎、ウェストンあたりの時代。自然の美しさ、人々との交流などが書かれている紀行文が好き。 アーネストサトウ、小島烏水の著書も読んでみたい。2019/06/13
志村真幸
2
著者は日本登山史の研究家。関連の著作が多い。 本書は、明治以降の登山史を、時代順、人物中心にまとめたもの。この手のものはいくらでもあり、どれも似たような内容で、しかも無味乾燥になりがちだが、本書はそうした凡百のものとは異なり、きわめてレベルが高く、また読んでいておもしろかった。 広い視野から漏れなく語られており、また独自の観点・解釈がもりこまれている。しかも、その記述がきわめて鋭く、説得的なのだ。 日本の登山史を知ろうと思ったら、まず本書にあたるべきだろう。 2019/04/28