若きアスリートへの手紙―“競技する身体”の哲学

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若きアスリートへの手紙―“競技する身体”の哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 485p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635450553
  • NDC分類 780
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本書サブタイトルの「〈競技する身体〉の哲学」に注目してほしい。昔から今に至るまで、アスリートというのは寡黙な存在だ。
決して多くを語ろうとはしない。だがその裏には、はてしなく深く広大な「経験と叡智の海」が広がっている。
私は、その海を学術という名のコンパスを片手に航海してみたかった。
そして、アスリートによるアスリートのための新しい哲学を立ち上げたいと志し、この手紙を書き始めた。
本書のサブタイトルには、そうした私の挑戦的な意図が込められている――町田 樹

これぞまさに、アスリートの哲学と極意!
何かひとつの物事を極めようと努力するすべての人に捧ぐ、珠玉の21篇。

本書は、スポーツ界で日々活躍するアスリートに向けて、競技人生を実り豊かにするためのさまざまな極意や哲学を提供している。
アスリートの競技人生は、決まって過酷なものである。
ケガなどの身体的問題はもとより、競技成績の浮き沈みや極度の緊張状態を強いられる競技会でのストレスなどが原因となる精神的問題、あるいは競技引退後の人生形成で挫折を味わうセカンドキャリア問題など、挙げればキリがないほど、日々、さまざまな問題と向き合い続けなければならない宿命を背負っている。
そうした諸問題を克服しようと、ひたむきに努力を続けるアスリートの人生に寄り添うことを使命とした学術的エッセイ集が、ここに誕生した。

本書は、2部構成となっている。第I部では、競技種目を問わず、すべてのアスリートに共通するテーマを取り扱う。
コツをつかむ方法や、スランプの改善策、緊張を緩和させる思考法、パフォーマンスの成功確率を高めるための戦略など、競技の世界を豊かに生き抜くためのノウハウのみならず、ライバルとは誰か、「競技引退」の真の意味、セカンドキャリアの築き方など、若きアスリートの人生そのものに深く関わる話題についても、縦横無尽に論じていく。
第II部では、フィギュアスケートや新体操、アーティスティックスイミング、チアダンス、バトントワリングなど、芸術的なスポーツに取り組むアスリートにとって普遍的なテーマを取り上げる。表現力の磨き方や、優れた振り付けを生み出すための創作のあり方、個性を開発する方法など、アスリートとアーティストの二面性を持つがゆえに向き合わなければならない、アーティスティックスポーツならではの諸問題について、新たな知見を示していく。

このように、多種多様なトピックスから構成される本書は、著者のトップアスリートとしての実践経験と、スポーツ科学研究者としての学識の融合が織りなす、従来類例を見ない、まったく新しい独創的なスポーツ書籍であるといえるだろう。
アスリートはもちろんのこと、芸術を志す若きアーティスト、あるいはスポーツ以外の習い事に取り組む方々など、何かひとつの物事を極めようと努力するすべての人に届ける、知的探究の一書である。

内容説明

これぞまさに、アスリートの哲学と極意!競技者はもとより、何かひとつの物事を極めようと努力するすべての人にとって、必携の書―。

目次

第1部 すべてのアスリートへ(コツをつかむコツ;スランプ脱出法―アルゴリズムとヒューリスティックの使い分け;基礎の正体;ループ・オブ・ザ・ヴィクトリー―成功体験繰り返しの法則;緊張状態制圧戦略 ほか)
第2部 アーティスティックスポーツのアスリートへ(美的探求の心得―「より美しく」あるための第一歩;踊るアスリートのための著作権入門その一―あなたは著作物の利用者である;踊るアスリートのための著作権入門その二―振付師は著作者になれる;踊るアスリートのための著作権入門その三―あなたは実演家である;表現力の鍛え方 ほか)
若きアスリートへ捧ぐ最後の置き手紙

著者等紹介

町田樹[マチダタツキ]
1990年生まれ。スポーツ科学研究者。現在、國學院大學人間開発学部助教。2020年3月、博士(スポーツ科学/早稲田大学)を取得。専門は、スポーツ&アーツマネジメント、身体芸術論、スポーツ文化論、文化経済学。主著は、『アーティスティックスポーツ研究序説』(白水社、2020年、2020年度日本体育・スポーツ経営学会賞受賞)。また、かつてフィギュアスケート競技者としても活動し、2014年ソチ五輪個人戦と団体戦ともに5位入賞、同年世界選手権大会で準優勝を収めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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すいか

2
最後の手紙「感動は与えられない」は、スポーツを取り巻く現代の状況に対し、観戦者である我々をも含めて鋭く強いメッセージを突き付ける。東京五輪をめぐっては、その賛否が出場する選手に対する激しい毀誉褒貶まで巻き起こすに至ったが、「スポーツは本来アスリートのものである」という言葉にははっと我に帰らされる。「社会の役に立つこと」をそれもごく短期的な視野で過剰に求める世相がcovid禍に於いて「不要不急」という言葉と共にエスカレートしている現状にも併せて、筆者の「アスリートがいる限りスポーツは必要」という言葉が重い。2022/03/29

かりん

1
5:《研究・経験に基づく、アスリートへの愛ある「手紙」。》手元に置いている時間が長かったが、読み始めるとぐぐっと引き込まれ一気読み。自分はアスリートではなく著者のファンという立場。本人の研究と経験に基づいて語られる、アスリートへの愛ある「手紙」という形式が良い。仕事や自分の生き方にも役立つ部分あり。アルゴリズムとヒューリスティック、「一日休めば取り戻すのに三日かかる」の嘘、ライバル対象となる範囲、「気軽に、控えめに、ゆったりと意欲する」、形式化された技の美…職人であれ、創作による表現行為の美…芸術家であれ2023/07/09

Go Extreme

1
すべてのアスリートへ: コツをつかむコツ スランプ脱出法 基礎の正体 ループ・オブ・ザ・ヴィクトリー 緊張状態制圧戦略 知識革命への煽動 “1日休めば取り戻すのに3日かかる”の嘘 サバイバル・イン・ザ・スポーツワールド ライバルとは誰か? スポーツ界解脱論 人生補完計画 アーティスティックスポーツのアスリートへ: 美的探求の心得 踊るアスリートのための著作権入門 表現力の鍛え方 スターへの近道 マスターピースの条件 音楽選曲からはじまる世界創造 自分美学への招待 最後の置き手紙 感動は与えられない2022/06/03

越部社長

0
元フィギュアスケーターでスポーツ科学研究者の町田樹が、スポーツをすることの意味とどのようにスポーツに取り組むべきかを、自身の経験とその後の研究に照らして語った本。かなりボリュームがあるが、若きアスリートへの手紙というタイトル通り、語りかけるスタイルを取っているので読みやすい。本書における町田氏の博覧強記ぶりは正に哲学者のようで、一芸に秀でた人間はマルチに活躍できる才を養っているのだなと実感した。2024/03/23

おい

0
自分の思いや研究の成果の発表が強すぎて、読み手のニーズへの配慮は? ノンフィクションとしてはちょっと弱いが、アスリートの人が読むと参考になる部分もあるかと。 ★★★2023/04/24

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