場所を生きる―ゲーリー・スナイダーの世界

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635419994
  • NDC分類 931
  • Cコード C0095

内容説明

環境の時代に“場所”を生きるということはどういうことを意味するのか、人間であるということはなにを意味するのか―。アメリカ現代詩、アメリカ環境思想を牽引し、トランス・パシフィックの文化を創造してきた詩人の全貌。

目次

場所の文学とその現代的意義
一九五〇年以降のアメリカ詩―西部詩を中心に
文明をひっくり返すために―ゲーリー・スナイダーの日本滞在(一九五六年を中心に)
インタヴュー―場所の感覚
ゲーリー・スナイダーと極西部の自然
場所をめぐる想像力の変容―場所の文学
遭遇するカウンター・カルチャー―スナイダー、サカキ、部族
「アメリカ」から「亀の島」へ―生態地域主義
場所の文化・自然の文化―再定住
場所の感覚を求めて―宮沢賢治とゲーリー・スナイダー
終わりなき山河―能、仏教、地球文学の可能性
スナイダー訪問記

著者等紹介

山里勝己[ヤマザトカツノリ]
1949年沖縄生まれ。カリフォルニア大学大学院博士課程修了、アメリカ文学専攻、Ph.D.琉球大学法文学部教授。2001年~2004年、ASLE‐Japan/日本・文学環境学会代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ハチアカデミー

12
場所「を」生きるということは、その土地を知り、自然環境を知り、生態系の中にいる存在として自分を見つめることである。「生態学のレンズ」によって、「人間であることの意味」「いかに生きるべきか」という問題に立ち向かうことである。ビートニックの流れをくむアメリカの現代詩人ゲーリー・スナイダーの作品と実践を長年見てきた著者による本書は、彼の作品を、思想を論じることで「場所の文学」のコンセプトを探る。本書はまた、モダニズム文学から同時代のビートたち、禅や仏教、能、日本のアンダーグラウンドな文化などの交歓の歴史でもある2014/09/03

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