内容説明
サケ科魚類学のバイブル待望の改訂!最新の調査・研究データと貴重な写真資料を収録。
目次
グラフ サケ科魚類図鑑
サケ科魚類の基礎知識
サケ科魚類学
サケ科魚類の起源と系統
サケ科魚類の名称
分類と検索、生態の特徴
魚類解説
人工種苗
サケ科魚類の多様性
サクラマスとヤマメの生活
ニジマスの世界
サケ科魚類の未来
著者等紹介
井田齊[イダヒトシ]
1940年東京都生まれ。北里大学海洋生命科学部名誉教授。東京水産大学(現東京海洋大学)卒、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。専門は魚類分類学、生態学
奥山文弥[オクヤマフミヤ]
1960年生まれ。釣りを魚類学するジャーナリスト、お魚コンサルタント。北里大学水産学部(現海洋生命科学部)卒。在学中は環境生態学研究室に在籍し、井田教授の下、河川環境と魚類の生態学を学ぶ。専門はサケ科魚類。卒業後は釣り雑誌の編集部や旅行会社で国内外の釣り企画担当の業務に従事し、海外での釣りやダイビングのレポーターとしても活躍し、水圏環境経験も豊富。現在は東京海洋大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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六点
8
サケ科229種全種とはまでいかぬが、美麗な写真で構成された図鑑から始まり、サケ科総説、起源、系統、利用そしてサケ科魚類との共存の将来まで、サケ科の魚種と言えば片手で尽きてしまう程度の素人にも大変理解しやすい本であった。カワカマスがサケ科だなんて、素人には想像もつかないことである。しみじみ「なんにも知らないもんだなあ」とつぶやいてしまった。遺伝子移入の問題も取り上げらているが、山中の「イワナ淵」伝承で見られるように、前近代から行われている、人為的移植の問題は、かなり根深いのではないだろうか。2021/03/10
katashin86
4
生まれてこの方鮭の塩焼きを大好物として生きてきて、生物としてのサケ・マスを知りたくて購入。陸封/降海と母川回帰という生態の不思議、人間との長い付き合いがもたらした生態の変化・あるいは破壊。これから、いち人間としてこの魚を大事にしたいと改めて思った。2023/07/26
しげる
3
サケとマスの違いから分布、ぱっと見で区別の付かない亜種についても多くの写真で説明されており楽しい。サケ・マス類の魅力はやはり陸封と降海型で姿が変わるところと思う。2022/03/26
家の中のぱっぽ
0
ヤマメの生態を知るべく、知識ゼロから勉強するため購入。次は釣りやフィールドにてヤマメを学びに行こうと思う。2024/08/04