内容説明
数々の不可能な登攀をなしとげて“極限のアルピニズム”という新時代をもたらし、第2次大戦後の世代でもっとも傑出した人物と謳われたボナッティによる山へのオマージュ。
目次
初陣(一九四八年)
グラン・カピュサン東壁初登攀(一九五一年)
ラヴァレドの北壁冬季登攀(一九五三年)
K2遠征のイタリア隊とともに(一九五四年)
ドリュの南西柱状岩稜初登攀(一九五五年)
実現しなかった時期尚早の計画(一九五五年)
モン・ブランのクリスマス(一九五六年)
セロ・トーレ、消え去った夢(一九五八年)
ガッシャーブルム4峰の征服(一九五八年)
ブルイヤールの赤い岩稜にて(一九五九年)〔ほか〕
著者等紹介
ボナッティ,ヴァルテル[ボナッティ,ヴァルテル][Bonatti,Walter]
1930年生まれ。1948年グリーニャの岩塔で初めて岩登り。1951年グラン・カピュサン東壁初登攀。1953年ラヴァレドの二つの北壁冬季登攀。1954年カラコルムのK2遠征。1955年ドリュ南西柱状岩稜単独登攀。1957年プトレイ大柱状岩稜北東側稜初登攀。1958年パタゴニアのセロ・トーレ試登。1958年ガッシャーブルム4峰初登頂。1959年ブルイヤールの赤い岩稜初登攀。1961年アンデスのロンドイ北峰初登頂。1961年フレネイ中央柱状岩稜の遭難事件。1962年プトレイ大柱状岩稜北壁初登攀。1963年グランド・ジョラス北壁冬季初登攀。1964年同ウィンパー・バットレス初登攀。1965年マッターホルン北壁冬季単独直登
飯田年穂[イイダトシオ]
1948年、東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院博士課程単位取得(比較文化専攻)。現在、明治大学教授。フランスを中心とする西欧の近代文化・思想を研究。特に、自然と人間の関係が主要テーマ。91年以来毎シーズン、ヨーロッパ・アルプスを訪れ多くのルートを登攀。アルピニズムの視点から近代の自然観を問い直す
近藤等[コンドウヒトシ]
1921年、京都生まれ。早稲田大学仏文科卒。早稲田大学名誉教授。62年以来、G・レビュファをはじめ多くの仲間とヨーロッパ・アルプス一二〇余峰に登頂。71年、シャモニ名誉市民に推され、同年、フランス政府からレジョン・ドヌール勲章を受ける。97年、日本山岳会名誉会員
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