内容説明
生誕百年。著名人、親族、関係者らが語る稀代の作家の相貌。寄稿・再録・インタビューなど、多角的構成で作家と作品に迫る。
目次
第1章 わたしと新田次郎
第2章 素顔の新田次郎
第3章 山と新田次郎
第4章 原作者・新田次郎
第5章 発掘。「山と溪谷」初出作品
第6章 新田次郎を感じる山旅
資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
7
登山専門誌「山と溪谷」出版元による新田次郎特集で、次郎生誕100年にあたる2012年刊行。よくできてる。ヤマケイだけに主として山岳小説に焦点を当てている。本人は山岳小説家のレッテルを嫌っていたようだが、こういう特集が組まれるのも、やはり同ジャンルが質・量ともに充実して新田文学の主峰たる証左である。各界の著名人がつづる「わたしと新田次郎」、家族がつづる「素顔の新田次郎」、新田作品に関する評論「山と新田次郎」、マンガ・映像化作品にまつわる「原作者・新田次郎」、作品ゆかりの登山ガイド、作品紹介等でお腹いっぱい。2023/12/06
Hiroki Nishizumi
6
なんだか寄稿が主体みたいで、ちょっと当てが外れた感じ2020/08/05
ろこぽん
5
なんて贅沢な本なんだ。新田次郎愛が爆発しました。奥さんのエッセイがめちゃくちゃおもしろいです。ちょっと偏屈なとこがあったり、子供みたいなとこがある新田次郎さんも、奥さんの手のひらで転がされてたんだなー。新田次郎、片っ端から再読だなこりゃ。2020/10/09
Yoshihiko Nakade
3
新田次郎生誕百年を記念して、家族や関係者による寄稿や対談(再録を含む)をまとめた一冊。いろいろな角度からの新田次郎がこの一冊にある。 ファンとしてはたまらない。しばらく再読が続きそうだな。 2013/05/19
北の風来坊
3
編集者、家族、作家などが感じた藤原さんの素顔を描いています。 また読みたくなりました。 2012/07/24