内容説明
クライミング、低山、雪山、そして富士山へ。『山と溪谷』の好評連載に書き下ろしを加えたエッセイスト華恵が綴る山の話。
目次
山の先生は今井さん―山梨県扇山
アイゼン、ピッケル、オクホタカ―長野・岐阜県奥穂高岳
インドアクライミング―都内クライミングジム
だから岩はやめられない―埼玉県日和田山・男岩西面
はじめの一歩―東京都高尾山
初めてのスノーシュー―長野県しらびそ小屋(北八ヶ岳)
登山のためのクライミング―神奈川県丹沢・広沢寺岩場
都会のオアシスで―東京都皇居
羅臼岳から―北海道羅臼岳
私はどこにいる?―東京都御岳山〔ほか〕
著者等紹介
華恵[ハナエ]
1991年4月28日、アメリカ生まれ。6歳から日本に住む。10歳からファッション誌でモデルとして活動。2000、01年と全国小・中学校作文コンクール東京都審査・読売新聞社賞を連続受賞、02年、全国小・中学校作文コンクール文部科学大臣賞を受賞。03年には『小学生日記』(角川文庫)を刊行。03年、短編映画『ハナとオジサン』で女優デビュー、TSUTAYAのテレビCMや「ガチャガチャポン!」(フジテレビ)などに出演。06年から筆名・芸名をhanae*から華恵に変更する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もりけい
11
山渓に連載されているだけあり、先生と一緒に登りながら歩き方から、ストックの使い方、ザイルさばき、クライミングなどひととおりを学んでいく。一番感心するのは、登る前の準備や、登っているときの感じを素直に文章にできる事。楽しそうにスノーシューでハイクしているところに共感。2016/04/02
ふう
6
華恵さん、高校生の頃、『山と渓谷』に連載した山エッセイ。神様は不公平だ。時として一人の人間に優れた才能を集中して与える。----そういう思いを抱くほど、いいエッセイです。2013/11/08
かぐや.
3
山に行く計画は得意なのに。実際の登山がしんどい。楽しいのに、降りてきたら次はどこに登ろうかすぐ考えるのに。独学での登山だからかな?しっかりと基本から教えてもらうともう少し楽に登れるのかな?今度山に行くときは、「息を吐く」から意識して登って行こう。それにしても中学生の時からしっかりと基本を学んで山に行くなんて羨ましい。2019/01/22
chiuchiu
3
華恵さんの最初の作品は「小学生日記」だが、私が彼女を知ったのは、ラジオ番組の中で読まれたこの本の一節。それまで彼女を知らなかったので、この本とそのラジオで『華恵という人』を知った。最初の「小学生日記」から読んでいったので、ようやくここに辿り着いたが、彼女の他の本にも出てくる今井さんと知り合った経緯や実際登った低山からかなり高い山まで…スゴイ。私はわりと近い低山に登るので、親しみが持てる。この本を読んで高尾に行き、また降りてから高尾の箇所を読んだ。親しみやすい素直なエッセイ集。2013/09/20
nkysimric*
3
華恵ちゃんのエッセイはじめて読みました。私が学生だった頃と比べたら驚くほどしっかりした文章を書く人でびっくりしました。各項目の終わり方がどれも優しくて前向きなまとめ方で、なんて素敵な女の子なんだ!!と思いました。山歩きを始めたばかりの私にはとてもワクワクさせられる内容で、山の情報を集めて行ってみたいとおもいます♪2011/09/19