出版社内容情報
日本を代表する山岳写真家であると同時に、昆虫生態研究や民俗学の研究など、幅広い分野に偉大な功績を残した田淵行男氏。作家の近藤信行氏が田淵氏の生涯を丹念に取材し、『山と溪谷』に1990年1月号から翌年の12月号まで連載した「安曇野のナチュラリスト 田淵行男」の単行本化です。
内容説明
鋭い視点で山岳写真に新境地を拓き、高山蝶の生態写真や雪形の研究などで、一時代を築いた先駆者の生涯―。
目次
序章 常念岳の麓
第1章 孤独の淵
第2章 心の彷徨
第3章 雌伏のとき
第4章 安曇野の博物誌
第5章 高山蝶との出会い
第6章 山岳写真と生態写真
第7章 大雪の蝶
第8章 安曇野挽歌
終章 命ひとつ
著者等紹介
近藤信行[コンドウノブユキ]
1931年東京都生まれ。早稲田大学文学部仏文科修士課程修了。中央公論社を経て文藝評論家。前山梨県立文学館館長。主な著書に、『小島烏水―山の風流使者伝』(大佛次郎賞受賞、創文社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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