• ポイントキャンペーン

くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635310284
  • NDC分類 491.346
  • Cコード C0095

内容説明

野糞をはじめて35年。日本全国津々浦々、果ては南米、ニュージーランドまで、命の危険も顧みず、自らのウンコを10000回以上、大地に埋め込んできた。なぜそこまでして、彼は野糞にこだわるのか。

目次

夢は仙人
怒りの野糞
野糞率アップへの道のり
野糞の醍醐味
野糞とキノコの幸ウンな出会い
ネパールで学んだこと
究めればインド
伊沢流「正しい野糞法」
お尻で見る葉っぱ図鑑
消費されゆくキノコ〔ほか〕

著者等紹介

伊沢正名[イザワマサナ]
1950年、茨城県に生まれる。中学、高校と進むうちにしだいに人間不信に陥り、高校中退。1970年より自然保護運動をはじめ、1975年から独学でキノコ写真家の道を歩む。以後、キノコ、コケ、変形菌、カビなどを精力的に撮り続け、長時間露光の独自の技術で、日陰の生きものたちの美を表現してきた。同時に1974年より野糞をはじめ、1990年には伊沢流インド式野糞法を確立。2003年には1000日続けて野糞をする千日行を成就。2007年、「野糞跡掘り返し調査」を敢行し、それまで誰も見ようとしなかった、ウンコが土に還るまでの過程を生々しく記録した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三平

15
自然から恵みばかりを受け取っているばかりの人間の現状に疑問を持ち、大いなる自然の循環に貢献できないかと考えたキノコ写真家による野糞35年の記録。 モノは必ず穴に埋め、自宅でもよおしてきたら自転車で近くの林に走り、野糞困難な場所に出かける前日には「明日出る分は今日出す」技を駆使するなど、とにかく自然へ還そうと「正しい野糞」にフン闘。更にお尻拭きに分解しにくい紙ではなく葉っぱを使用。より良い葉を見つける為に数百種類を体験。産毛がある柔らかい葉が良いらしいが、仕上げは爽快感が味わえるハッカがおすすめらしい。2016/02/20

ジョニーウォーカー

11
チリ紙が乗ったウンチはとても汚らしく見えるのに、お尻を拭いた木の葉が乗ったウンチには、ある種の完成された趣を感じる不思議。著者による見事なトグロ巻きウンチが、獣に食べられ、虫に住まわれ、微生物に分解されていくさまを見ているうちに「ああ、汚く見えていたのは土に還れぬ文明なのだ」と気づいた。野糞歴35年、世界中のいたる場所で自分のウンチを地中に埋め込んできた著者が世に問うた、人間と自然の究極の関係…。これまでのウンチに対する認識をちょっとだけ改めてくれる一冊だった。2009/04/27

ふぇるけん

10
野糞歴35年、野糞 1万回以上という著者による魂の一冊?最初は笑いながら読んでいたが、この著者の熱い想いに次第に心を揺さぶられた。後半のウ○コがどのように土に還っていくのかの過程の研究は必読。巻末の袋とじの部分は食事中に見てはいけません(笑)2013/08/14

mkisono

8
著者の野糞に対する執念が凄まじい。プロローグで「これまでにした野糞は優に一万回を超え、二十一世紀に入ってからというもの、ただの一度もトイレでウンコをしていない」と始まる本書は、全編野糞中心である。なぜこれほどまでに野糞に拘るのか、読んでみてのお楽しみである。野糞がどのように自然に帰って行くかの研究が一番すごかった。ついに「味をみる」ところまで行ってしまうとは! キノコやカビ、葉っぱの話もおもしろいが、やっぱり野糞。すごい本です。2013/05/05

ヱロ本Gメン

7
これは酷い。冒頭の犯罪を見て見ぬ振りから感じる嫌悪感は単なる言い訳に過ぎない。反体制を気取った挙句果てに鏡写しの嫌悪すべき存在になったことに気付かない最も醜い存在。本人的には自己満足的善が世間的には唾棄すべき露悪的偽善であることに気付かない不思議、本当に不思議。似非左翼、いいや自称リベラルな存在すべての嫌悪感がここに。「食う寝る遊ぶ」ならぬ「食う寝るのぐそ」…俺カッコイイな意識が気持ち悪い。駅のゴミ箱に捨てた本。凄まじく酷い。2018/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/492261
  • ご注意事項

最近チェックした商品