内容説明
最近、「きんぎょ」と暮らしはじめました。金魚を巡る5つのストーリー。
目次
1 金魚の履歴書(金魚の魅力―金魚が愛される理由;金魚の生い立ち―金魚ってどんな魚? ほか)
2 ときめく金魚たち(和金タイプ;琉金タイプ ほか)
3 もっと知りたい金魚のこと(色も柄もさまざま。金魚の多彩さは無限大;野生化では圧倒的不利!?金魚の形の不思議 ほか)
4 金魚を愛する人々(どんぶり&水槽で飼育する;庭のプラ舟で飼育する ほか)
5 金魚の飼い方(迎える準備;金魚の選び方 ほか)
著者等紹介
尾園暁[オゾノアキラ]
1976年大阪府生まれ。昆虫写真家。近畿大学、琉球大学大学院で昆虫学を学び、昆虫写真家に。約5年前から金魚を飼い始め、大阪らんちゅうの飼育・繁殖にも取り組み、品評大会への出品も。日本写真家協会(JPS)、日本自然科学写真協会(SSP)、大阪らんちゅう愛好会会員
岡本信明[オカモトノブアキ]
1951年愛知県生まれ。東京海洋大学学長を経て、現在は学校法人トキワ松学園理事長、併設校横浜美術大学学長。研究分野は魚病学・魚類遺伝育種学。金魚博士の異名をもち、素人金魚名人戦にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
97
タイプ別に金魚の種類を紹介しつつ金魚の飼い方や金魚愛好家の世界まで紹介する本。わたしは金魚のことを今まであまりにも知らなすぎたと思わされる。金魚といえば金魚すくいの小さくて赤いのとか黒い出目金くらいしか知らなかったのになあ。金魚好きのカメラマンの方が撮った写真だからか、どの金魚も美しさや表情の可愛らしさなど魅力が存分に引き出されている感じ。個人的にはどんぶり金魚のピーちゃん(白がち琉金)のエサをおねだりする表情がお気に入り。金魚が人に慣れる生き物で種類によってはエサやりのとき目が合うのとか非常に興味深い。2017/10/03
kinkin
92
金魚の楽しみ方、品種、ときめく金魚の飼い方について写真と共にわかりやすく書かれている。金魚の本は何冊か読んでいるが未だに飼っていない。熱帯魚は飼っているが金魚はどうも難しい気がする。水換えやトリートメント、餌のやり方に気をつければそうでもないらしい。前に読んだ本にも紹介されていたどんぶり金魚はこの本にも載っていた。やってみたい。優雅な琉金がいいなあ。図書館本 2017/08/20
あじ
54
このシリーズにはお約束の定型があるのだろうか。かわいい金魚にその責任はないが、これと言って本書に“ときめきポイント”は見当たらない。【正面顔50連発!】【金魚のフン選手権】みたいなノリを、若干適用してもいいのでは。コメント力の向上とレイアウト強化をファンとして望む。監修は「どんぶり金魚の楽しみ方」の岡本信明さん。★3/52017/08/19
鱒子
46
図書館本。著者がもともとカメラマンらしく、写真がすごく美しい本です。金魚とひとことで言っても多種多様。突然変異の赤いフナから、よくもこれだ多くの品種が生まれたものです!実はベタを飼ってみようかと思っていたのですが、p123の 手から直接 餌を食べている写真を見て、金魚いいなぁかわいいなぁと、心が揺れています(^^;; どんぶり金魚の本も読んでみるかー!2017/10/13
むぎじる
40
ページ数は少ないのに、金魚の品種・生態・飼い方など網羅された優れた図鑑。他の動物のようになつきやすく、人を認識して近寄ってくる個体もいるそうだ。長寿の面もあり、イギリスでは40年生きた金魚の記録があるらしい。自分の好みは、プックリと丸く色彩豊かな身体を持つ琉金。お気に入りは、平付け反転尾と呼ばれる尾の先がカールしゴージャスなしっぽが印象的な「土佐錦魚」。黄金色に輝く体はまさに“金魚”。白金のような種類もある、2015ねんに発表された品種「キラキラ」。優雅な姿と愛らしさに癒される1冊。2018/02/03