目次
1 コケの基本(コケってふしぎ!;コケの季節はいつですか? ほか)
2 ツンツン蘇類(ミズゴケ科;クロゴケ科 ほか)
3 しっとり苔類+ツノゴケ類(キリシマゴケ科;ムクムクゴケ科 ほか)
4 コケの道案内(コケのいる場所;地図や地形図で探す ほか)
著者等紹介
田中美穂[タナカミホ]
1972年岡山県倉敷市生まれ。同市内の古本屋「蟲文庫」店主。岡山コケの会、日本蘇苔類学会員
伊沢正名[イザワマサナ]
1950年、茨城県生まれ。元自然(菌類・隠花植物)写真家。現在は「糞土師」を名乗る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねこ
145
私は神社仏閣などを散歩するのが好きです。石灯籠や狛犬に苔が生えてるのを見ると趣きを感じます。近寄って苔をアップで見ると全く別の世界観があり、自然の息吹を感じずにはいられません。この本はコケの種類、見分け方、初心者にはとても参考になる図鑑です。写真がどれも素晴らしい!苔が大好きな写真家が厳選して掲載した事がよく分かります。イラスト、構成なんかも女性目線でソフトでいて繊細にされています。早速、週末にAmazonでvixenの10倍ルーペを買って苔の観察に出掛けて行きたいと感じました。2022/07/14
chimako
80
市内中学校共通《癒し本イベント》で自身が選んだ5冊の中野一冊。写真が美しい。小さくてもしっかりとした自分の生活を営んでいる様子が好き。日本だけでも1800種があるそうです。スギコケ、ゼニゴケ、ミズゴケ……あと花壇にはえてるハタケチャダイゴケしか知らないけれど、家の周りを探してみようかなと。名前は知らないけどこういうの見たことある~ そんなコケが載ってます。しかし、コケと地位類の区別はつきませんなぁ。表紙はサヤゴケ。赤いサクシが可愛い。2015/11/13
アナーキー靴下
75
コケって…素敵ですよね。この本、綺麗な写真で魅せるだけのコケ本だったらがっかりだな、と期待半分、不安半分でいざ…これは期待以上の本! コケ解説は美しさの記述が多くなりがちな印象があるけれど、このコケ図鑑はそれぞれの面白さみたいな視点で説明してくれている。冒頭、末尾のコケ全般の特徴、分類や野外観察のヒント等実用的で、コケが生えているような場所を散歩するのが楽しくなりそう。栽培方法などは載っていないので、コケ庭を作りたい人には情報不足。著者は岡山コケの会、日本蘚苔類学会員とあるけれど、要するにコケマニア?2021/04/20
れみ
74
昔とある俳優さんが苔を育てる趣味について話しているのをテレビで見てびっくりしたのを今も覚えてる。今まで苔についていろいろ考えたことはなかったけど、この本に載っている写真を見ていると、蒴(胞子の入っているところ)が可愛い形だったりして、観察したり鑑賞する人の気持ちもちょっと分かる気がする。2015/06/28
コットン
73
身近にあっても知らないコケのことについて、豊富なカラー写真(時にはルーぺで)や、素人目線の解説が嬉しい図鑑です。2017/12/20