内容説明
山岳地帯でのクライミングに必要な技術・知識を徹底解説。国内15ルートの詳細ガイドも収録。
目次
第1部 登山の基本と歩行技術(無雪期;積雪期)
第2部 クライミングシステム(クライミングシステムとは;バリエーションルートとギア;ピッチクライミング;アンカーの構築と総合的な評価 ほか)
第3部 ルートガイド(アルパインクライミング・ルートガイド;トレーニングルート;無雪期;積雪期;残雪期)
著者等紹介
笹倉孝昭[ササクラタカアキ]
1966年兵庫県神戸市生まれ。公益社団法人日本山岳ガイド協会認定山岳ガイドステージ2。国立登山研修所講師。1990年、パキスタンヒマラヤ・トランゴ山域でのグレートトランゴタワー登攀など、多くの登山経験を経て、2002年より山岳ガイドとして活動。10代のころから登山技術やクライミングギアなどへの興味を強くもち、現在も探求し続けている。ガイド活動のスタイルも積極的なクライミングや登山への取り組みを促すような育成型であるのが特徴。また、日本山岳ガイド協会の『山岳遭難救助技術マニュアル』の製作や、消防や警察などの山岳救助組織を対象とした救助技術の講座・セミナーの講師を務めるなど、専門家に向けても啓蒙活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
102
2020/3/18 Amazonより届く。 2020/8/30〜10/10 アルパインクライミングに必要な知識、技術をわかりやすくまとめた本。わかりやすくと言っても、やっぱり実際にやってみないと身には付かない。もう少し若かったらやってみたかった。近々、笹倉さん主催で六甲山保塁岩のガイドツアーがあるようだ。挑戦したいなぁ。2020/10/10
メガネねこ
2
★★★☆☆内容は網羅的であるが、体育の教科書みたいで概要が書いてあるだけで理解しづらい。広く浅く知るだけならいいが。2021/01/02
omomo1
1
自分ではたまにハイキングをする程度だが、なぜかアルピニストに憧れがあり、どんな技術や思考法があるのか知りたくて読んでみた。読んだ結果、特にアルピニストが登山の何を楽しむのかという話が面白かった。物見雄山の登山では その場所を訪れたことを人に言うことか目的なのに対し、アルピニストは状況に応じてクリティカルシンキングによる最適解を求めるゲームを楽むことを目的に登山をしている、という記述がアルパインクライミングの本質に感じた。 2021/06/29
若獅子
1
素人には敷居が高かった。2021/02/07
メガネねこ
1
★★★★☆アルパインクライミングの基礎的な事項が網羅されている。クライミングシステムは実際にやってみなくては身に付かないが理論的に予習しておくことは有効だと思う。まとまっていて良い本だと思う。2020/12/22