ドキュメント山の突然死

ドキュメント山の突然死

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635140096
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

内容説明

中高年登山者の増加に伴い、心筋梗塞など病気による突然死が増えている。突然、襲われるこうした致命的な事故から、5件の事例を取り上げ、その危険因子を探り、未然に防ぐ方策を検証する。

目次

急性心筋梗塞・伊吹山北尾根
急性心筋梗塞・小仙丈ヶ岳
急性心臓死・魚野川
出血性脳梗塞・チョ・オユー
心臓死・チョモランマ
山の突然死に潜む危険因子

著者等紹介

柏澄子[カシワスミコ]
1967年、千葉県生まれ。フリーランスライター。登山全般のほか、ヒマラヤ山岳地帯やチベット文化圏に住む民族の暮らしや文化をテーマに、山岳雑誌、新聞、書籍などに執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

44
山をやらない方には、道楽?狂気の沙汰と思われる登山。中高年の登山に水を差す、教訓に満ちた1冊。女性は子育てが終わると運動不足解消からウォーク→ハイキング、そして山という方が多い。私は仕事のストレス解消から始めた。なまじっかの医学書より細部までの症例解説が身に染む。ツァー、ガイド、単独行、国内、海外・・如何なるケースでも本人の行動と意識改善は必須。高齢の、特に男性は昔の登山は今と違ってジャージ、ズックだった・・などと冷笑する。だが己を知ることで周囲の迷惑を熟考する事せねばならぬ。2017/04/05

扉のこちら側

38
初読。2015年546冊め。山での死亡事故と言えば遭難を連想するけれど、考えてみると街中とは違う厳しい環境の中でもこうした突然の病死のリスクも高いのだな。水分摂取、大事。2015/05/15

のの

9
羽根田さんの遭難シリーズを興味深く読んだので、こちらも手に取ってみた。構成がいまいちなのか文章がいまいちなのか、どうも事例がはっきりと伝わってこない。脳卒中や心臓発作を起こした疑いのある当事者が医療機関を受診する頃にはその症状が消えてしまっていたり、亡くなった場合は高所登山ゆえに遺体が回収できず、解剖が行えないなど、仕方ないとはいえどの事例も~だった可能性がある、という記述だったのもその一因だろうか。それにしても突然死に関するまとまったデータがないというのには驚いた。2012/09/09

Uzundk

8
タイトルの通り。山に慣れている人が普段のように登って、そして突然亡くなってしまう事例の紹介と考察。こうして読むとまさに突然としか言いようのないのも分かる。脱水症状で心筋梗塞や脳梗塞になったり、日頃の疲労で急性心臓死を起こしたり。そして山では救助を得ること大変なこともよく分かった。2016/01/24

こまったまこ

5
他のドキュメントシリーズと筆者が違うため構成が少し違った。このシリーズは実例を検証しているので明日は我が身と思いつつ読むのだが本作は突然死で余り関係ないかなと思った。しかし日頃のトレーニングや水分補給の重要性は良く分かった。後半は医学的な見解で少し読みづらい。2013/08/16

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