ドキュメント雪崩遭難

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635140034
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

内容説明

登山者、スキーヤー、スノーボーダーを一瞬にして悲劇のどん底につき落とす雪崩!未然に防ぐ方法はあるのか―。生死をかけた紙一重の行為とは―。最近起きた雪崩事故から8件のケースを取り上げ検証する。

目次

北海道・尻別岳二〇〇一年二月六日
青森・岩木山二〇〇二年一月十九日
八幡平・源太ガ岳二〇〇二年一月十三日
北アルプス・唐松岳八方尾根二〇〇〇年二月十九日
北アルプス・剱岳早月尾根一九九七年十二月三十一日
北アルプス・蒲田川左俣谷二〇〇一年十二月三十一日
石鎚山系・笹ガ峰一九九七年二月十一日
石鎚山系・石鎚山二〇〇一年二月十四日

著者等紹介

阿部幹雄[アベミキオ]
1953年愛媛県松山市生まれ。写真家、「北海道雪崩事故防止研究会」代表、札堀市在住。千島列島、カムチャツカ、シベリア極北などの辺境の山々を踏破し、雑誌を中心にロシア、日本の自然、政治、事件など広範囲な題材を取材して活躍している。仕事のかたわら先進的な雪崩知識の啓蒙活動も行なっている。1981年にミニャ・コンガ遭難を体験して生還、1995年から四回の遺体捜索収容を行なった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

27
雪崩れそうな所には当然近づかないが雪崩が起きないと思っていた所で発生し巻き込まれる事例が多かったような気がする。今年、全層雪崩れのデブリを八甲田山系硫黄岳で初めて見た。あんなのに巻き込まれたらイチコロです。2019/02/27

つちのこ

6
8つの雪崩遭難事例をもとに当事者からのインタビュー等で検証した記録。冬山登山をする以上、雪崩のリスクはつきものになるが、こうした事例を読むことで少しでもリスクを回避することができれば、必読の資料ともいえる。私も山仲間を雪崩で失っているが、思わぬところで発生する雪崩を回避するには運不運ではなく、雪崩のメカニズムを知る必要性を痛感せざるを得ない。(2003.5記)2003/05/10

へへろ~本舗

6
「絶対」ということはない。先入観・今までこの場所では雪崩が発生しなかったという経験からくる過信・準備や設備不足・雪崩ビーコンの電源オフ…そして運。しかしどんなに準備万全で注意深くしていたとしても雪崩が発生したらなすすべもない。自然の大きな荒ぶる力。2021/01/17

Humbaba

5
例え充分に備えていたとしても、雪崩に巻き込まれれば必ずたる保証はない。しかし、準備をしておくのとしておかないのとでは生存率に大きな違いが生じる。例え可能性は低いと思っていても、自然というのは予想外の猛威を振るってくることもある。備えができていないメンバーを同行させないというのも、安全を守るためには必要な判断となる。2014/02/05

つらら@道東民

3
もしもの時は、頭を山頂にして泳ぐ!なるべくそんな目には遭いたくないですが、知識として知っておくのは邪魔にはなりませんね。2012/09/24

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