内容説明
干潮時をねらって、岩礁地のタイドプール(潮だまり)を見てまわる。「生きものの種類が多いのはここいらへん」と感じたあたりを起点にして、ゆっくりとまわりをながめていく。岩の側面には、色とりどりのカイメンの仲間がへばりついている。小石の下ではヤドカリたちが貝殻の奪い合いをしている。カニやエビたちは、ちらっと姿を見せるがすぐに隠れてしまう。くぼみにはイソギンチャクが触手をひろげて獲物を待っている。岩の割れ目あたりにはウニ、その上にはカサガイの仲間が点々とくっついている。何とも素敵な海中の世界。ぜひ、海の生物との出会いを楽しんでください。
目次
1章 砂地の生きもの(カニの仲間―砂潜りのうまい愉快なカニたち;巻き貝の仲間―砂に潜って獲物を待つ;二枚貝の仲間―みんなで暮らす旨い二枚貝たち ほか)
2章 岩礁地の生きもの(カニの仲間―磯遊びの人気者、カニらしいカニたち;ヤドカリの仲間―借家住まいは忙しそうだ;エビの仲間―なかなか捕まらないエビやシャコ ほか)
3章 サンゴ礁の生きもの(カニの仲間―サンゴの海は役者ぞろい;ヤドカリの仲間―南の海の住宅事情;エビとシャコの仲間―エビみっけ、シャコみっけ ほか)
著者等紹介
楚山いさむ[ソヤマイサム]
1945年、新潟県上越市(旧高田市)生まれ。1971年に水中フォート・エンタープライズ設立。水中生物写真家として発足。1974~82年、国立科学博物館資料委員。1979年、国立科学博物館ミクロネシア生物資料調査に同行。1988年、昭和天皇陛下の生物学ご研究(国立科学博物館開館110周年記念特別展)で展示用生物写真担当。現在は、専門に無脊椎動物を中心に目標の1万種を撮影中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
てつろう
kinkin
ねこだるま
ひ※ろ
-
- 電子書籍
- 野菜だより2014年9月号