動物行動学者、モモンガに怒られる―身近な野生動物たちとの共存を全力で考えた!

個数:
電子版価格
¥1,540
  • 電子版あり

動物行動学者、モモンガに怒られる―身近な野生動物たちとの共存を全力で考えた!

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月03日 20時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635063142
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0045

内容説明

目をあけて眠るアカネズミ、公衆トイレをつくるタヌキ、孤島に1頭で生きるシカ、ハエに血を吸われるコウモリ。野生動物を好きすぎる奮闘動物エッセイ!野生動物たちのユニークな生態、彼らと濃く触れ合う日常、共存のあり方まで。

目次

1 アカネズミは目をあけて眠る―「懸命に生きているんだなー」という思いが大切だ
2 動物行動学者、モモンガに怒られる―経済的利益と精神的利益が必要なのだ
3 スナヤツメを追って川人になる―人工的な環境でも共存はできる、間違いない
4 負傷したドバトとの出会いと別れ―“擬人化”はヒトにとって大切な思考活動なのだ
5 小さな島に一頭だけで生きるシカ―シカも、ヒトの生命を維持する装置である
6 脱皮しながら自分の皮を食べるヒキガエル―ヒトは、生まれつき生命に関心や愛情を抱く
7 タヌキは公衆トイレをつくる―街で暮らす動物たちのことをどう考えるか
8 コウモリにはいろいろな生物が寄生している―生きることと潜在的な危険は切り離せない
9 ザリガニに食われるアカハライモリ―動物との接し方に新しい規範が必要なときだ

著者等紹介

小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958年、岡山県生まれ。公立鳥取環境大学副学長。岡山大学理学部生物学科卒業後、京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001年に鳥取環境大学環境情報学部環境政策学科(現:公立鳥取環境大学環境学部)助教授、2005年に教授に就任。環境学部長を経て2022年より現職。専門は、動物行動学、進化心理学。研究、およびプライベートでさまざまな動物と交流を深め、数々の知られざる生態を発見してきた。ヒトと自然の精神的なつながりや、動物行動学を活かした野生生物の生息地の保全にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

51
2022年発行。表紙と途中を飾るイラスト及び1ページコミックからコミカルな内容かと思いきや、9章それぞれの終りに必ずヒトと自然、および野生動物との共存についての問題提起があり、「先生!」シリーズより突っ込んだ内容となっている。シリーズ内でドバトのホバを読んだのは何冊目だったか。他の動物たちもほとんどがシリーズに登場しているが、この本では動物の生態に加えて先生の意見、主張の割合が大きい。動物行動学の新たな可能性に期待します。2023/07/10

canacona

27
他の本よりも、ちょっと真面目に動物との共生のことが伝わってきた。もちろん、今までもちゃんと伝わってきてはいたのだけど😁ヒトの本能に野生動物の生息地を守ろうという思いが備わっていない、というのにはハッとした。ヒトの生存、繁殖に野生動物が有益に働くことはないから。けれど、この世界はヒトの生命維持装置と考えると、自然や野生動物も重要になってくる。適度に折り合いをつけて、自然との共生を考えていくのはとても興味深かった。小難しいことを抜きにしても、ドバトのホバは可愛いし、イモリやカエルにも親近感が湧いてきます。2022/07/19

トムトム

20
図書館の自然科学の欄の本をよく読みますが、みんな同じ結論に達するようで。人間も自然のうち。自然を保護するとかではなく、その営みの中に人間も組み込まれています。というか、それを自覚して自然に生きられれば幸せ。なんて話を一般社会ですると変人扱いされるので要注意です。こっち側に来た方が色々納得がいって矛盾なく生きられると思うのだけれど。2023/12/24

K.H.

13
筆者の動物に対する愛情が伝わってくる、楽しい本だった。もっともそれは筆者の言うところでは、動物を擬人化してしまう人間の脳の働きなのだそうだが。特に怪我をして飛べなくなったドバトの子を保護してずっと飼う話が好き。ただし著者は、人間は野生動物に配慮する本能を有していないという。人間の生命を維持する環境を守るには、野生動物の保護も必要なのに、である。そこで本書で語られる共存のあり方は案外生臭く、野生動物保護がそこに住む人の利益になるような仕組み作りを目指すものとなる。それはそれでまた難しいだろうけれど。2022/10/22

七月せら

12
「先生」シリーズに登場した動物達を思い出しながら、動物と人間の共存に関する動物行動学者としての小林教授の考えや想いを知ることができ、とても興味深かったです。なかでも、小林教授の意見を真摯に受け止め公共工事のあり方を検討したり、工事の後に生き物が住みやすい水場を作ることを約束し実行した市職員の対応が素晴らしいと思いました。一公務員として、私もそのようにありたいです。2023/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19356592
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品