内容説明
小さな小さな虫のデザインの世界。撮影のために覗いたカメラのファインダーから、意識を虫の存在、その一点に集中させると、ふっと、その意匠に宇宙の広がりを感じることがあります。それは自分の中に広大な宇宙の広がりを感じ、自分の外に広がっている宇宙もまた、小さな私という存在を内包していると体験する瞑想で得られる感覚と同じものでした。
目次
イシノミカゲロウトンボなどの仲間
カメムシの仲間
コウチュウの仲間
ハエやカの仲間
チョウやガの仲間
ハチやアリの仲間
クモなどの仲間
著者等紹介
原有正[ハラユウセイ]
兵庫県姫路市生まれ。高野山大学密教学科卒業。僧侶。高野山本山布教師。日本自然科学写真協会(SSP)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
155
小さなムシたちに宿る美しさを、超拡大した写真集でした。神秘的で今まで観たことのないミクロの世界です。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4635062961/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=yamatokeikokusha-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=46350629612020/09/14
すぱちゃん@しばらく低浮上になりますが、元気です
23
私は虫好きです。美しい虫も好きですが、小さな地味な虫の標本も作ってます。標本を作るときは、ビノキュラーを用いて作りますので、少し拡大されてますが、この写真集のような、パーツの拡大ではありません。そうか、パーツを拡大すると、こんな風に見えるのか?著者の写真は虫たちの顔の拡大が多いです。双翅目(ハエや蚊、アブ)の顔面が特にお好きなようです。あんまり、気を付けて見てないグループの虫たちも、よく見ると美しいです。グンバイムシは見かけると採集してましたが、こんなに美しいとは。2020/11/06
魚京童!
18
こういうのを読むたびに思い出すのは、殺したトンボの目の輝きを留める薬を開発したいということだ。これができればぼろ儲け間違いないことは子どもの頃からわかっているのに、なんでできないんだろうね。写真は残るけど、本物じゃない。標本に勝るものはない。でもそのまま残るわけではない。そこが問題だ。3Dモデルでも作ればいいのかな。2022/03/09
アルカリオン
13
KindleUnlimited 独自性満点の写真集。一見の価値あり。ハエやカも超拡大すると幻想的な雰囲気を醸し出す▼個人的にはそれほどはまらず、見世物小屋を覗いているような感覚ではあったが、人によっては「刺さる」と思う▼「仮面ライダー全員集合!」というタイトルをつけたくなるページがあり、面白かった。2021/11/09
海星梨
7
KU。うーん、綺麗だけど、キャッチコピーというか煽り文句や文章が下手すぎなのが欠点。写真ももうちょっと数があった方がいいかな。2021/11/18