内容説明
世界を飛び回る女性蚊学者たちが、蚊になり替わって解説!日本の蚊34種類図鑑付き。
目次
1章 教えて先生 蚊のQ&A(なぜ刺すの?なぜ血を吸うの?;なぜ何回も刺すの? ほか)
第2章 蚊のおもしろい話(○○○の血を吸う蚊;△△△の血を吸う蚊 ほか)
第3章 蚊のかたちを知る(蚊のかたち 成虫;蚊のかたち 卵 ほか)
第4章 愛と偏りの蚊図鑑(今日、あなたが会うかもしれない蚊;シナハマダラカ ほか)
第5章 蚊と人間のまじめな話(蚊が媒介する感染症;蚊の防除の話 ほか)
著者等紹介
三條場千寿[サンジョウバチズ]
東京大学大学院農学生命科学研究科・応用動物科学専攻・応用免疫学教室助教。専門は寄生虫学。主にリーシュマニア症および媒介昆虫に関する研究をする
比嘉由紀子[ヒガユキコ]
国立感染症研究所昆虫医科学部分類生態室室長。長崎大学熱帯医学研究所助教を経て現職。専門は蚊の分類学。デング熱媒介蚊の研究にも従事する
沢辺京子[サワベキョウコ]
国立感染症研究所昆虫医科学部、バイオセーフティ管理室。聖マリアンナ医科大学、産業医科大学、国立感染症研究所昆虫医科学部部長を経て現職。日本衛生動物学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HMax
34
昨日の朝、ベランダのメダカに餌をやりに出た数分で5カ所も噛まれた。そこで、この本。蚊の3姉妹に誘われて、いざ蚊の世界へ出発。魚やカエルの血を吸う蚊がいるというのに、びっくり仰天、鳥の血を吸う蚊が多いというのに、また驚き。日本がヒトスジシマカ大国というのには、もうあきれ果てて言う言葉もありません。日本に多い蚊ベスト3:ヒトスジシマカ、アカイエか、オオクロヤブカ(こいつが何日も痒い)。2020/08/01
たまきら
28
あはは、とっても面白かったです。面白かったけど、図鑑では正直蚊の区別がつかず、家族で「この間牛久沼で刺されたあの蚊はなんだろう?」と首をひねるばかり。2020/08/29
shiman
17
著者は蚊が大好きな女性研究者のお三方。刺され体質の自分は「掻くと気持ちいので好き」という小学生のように悟りたい。造形も時々驚くほど良いし、小鳥さんたちのゴハンでもあるので、痒かったり伝染病の媒体にならければいいのに、と常々思うのであります。2020/03/28
やま
15
蚊を愛する3人の女性研究者が書かれた本。蚊の出る時期に図書館に予約したのだが、蚊が出なくなってから手元に届きました。蚊にもいろいろなポイントがあるようで楽しく拝読。蚊の図鑑を見ても実際はなかなか見分けがつきません。いろいろと個性的な蚊もいますね。黒い服は蚊と蜂には危険な服のようですね。避けねば。2020/01/14
tom
14
蚊についてのカタログ集。蚊という奴は、よくよく見れば美しくカッコ良いところもあると思っていたこともあり、かつて、私の体を刺したのは、どいつだと思いながら、イラストを眺める。しかし、いずれも似たような形なので、結局判明しなかった。そういえば、ジーンズの上から針を突き刺して血を吸う、頑強な蚊もいたよなと思い出し、そいつも探してみたのだけど、これも判明せず。その意味で残念(笑)。2019/10/13