内容説明
全国の巨樹・名木674本を紹介したガイド。地上約1.3メートルの位置で幹周りが3メートル以上を目安に全国の巨樹を紹介。名木の多い桜111本、樹齢の長い杉71本、とりわけ大きくなるクスノキ55本、信仰の対象となる木が多いイチョウ43本など、77種類の樹木を収録。掲載項目は、樹種、樹高と幹周り、推定樹齢など。「樹種別索引」、主な樹種16種の「樹種別最新全国ランキング」、ぜひ見て欲しい212本を掲載した「巨樹・巨木MAP」付き。
目次
北海道・東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーぼー
49
今年最後の感想は、学生時代に巨木巡りのおともとして購入した本書で締めたい。研究家、マニアと連携を取っては各地に飛んでいき、数百年、数千年の歴史と人々をみつめ続けてきた霊的存在に圧倒され、生命の力に畏怖を感じ取ったものである。特に巨木王国、鹿児島の巨木達は印象深い。表紙の写真でもある『蒲生の大クス』の柵の周りで撮影していたら、ヨッパライの爺さんに絡まれたのも、いい思い出。屋久島では土砂降りの山中を息もきれぎれに上り、辿り着いた先に『縄文杉』が現れた瞬間には、その威厳に声を失ったものだ。(続く)2016/12/31
GaGa
31
日本全国の巨樹・巨木の写真集。巨樹を求めてふらっと旅へ…なんて趣味はないが、こういう写真をみながら、この土地にはこの木があるのだなあと思うだけでも楽しい。長崎にある小長井のオガタマノキなんて凄いところに生えてるなあ。2013/08/10
魚京童!
18
こうしたところに神が宿り、信仰を支えたのだろう。ブッタは目覚めた、キリストは蘇った。神道を含む地の神はどこから起きたのだろうか。そこにある。そこにいる。でも気づかないだけ。でも何かおかしい。だってこんなに木が大きい。不思議だよね。言葉にできない。理解ができない。だから調べる博物学。だから信じる宗教なのかもしれない。宗の教え。人が絡んでいる。でも地の神にはそれがない。それが世界にある。自分の理解できないことを信じることができる。理解できないという枠組みに入れることができる。それもヒトの良い点だと思う。言葉の2022/04/12
きのたん
0
暗闇坂の木はこんなのだろうかと思いながら読んだ。すごかった。木はこんなになるのか。絶対切ってはならないと思った。
水と青と月
0
図書館で借りた。この本は夢がある。各地の巨木に会いに行ってみたいなーと妄想しました。大きい木のオーラはすごいよね。2020/09/19