出版社内容情報
果てなき山稜、大岩壁、そして黒部の険谷に刻み込んだ青春の記録。
日々を中途半端に惰性で過ごしていたどこにでもいる若者が、山と出会い、山の魅力に取り憑かれ、そして山に青春のすべてを注ぎ込んだ10年間――。
山岳写真家、山岳ガイドとして活躍する登山家・志水哲也が若き時代に成し遂げた驚異的な山行は、高校3年夏の北アルプス全山縦走に始まり、黒部の険谷遡行25本、谷川岳一ノ倉沢衝立岩と仏ドリュ南西岩稜の単独登攀、積雪期の南アルプス、知床半島、日高山脈全山縦走へと続いてゆく。
信念と戸惑いと情熱と不安とが入り交じった静かで激しい数々の記録をつづった、著者の原点にして傑作冒険行を文庫化。
内容説明
日々を中途半端に惰性で過ごしていた若者が、山と出会い、山の魅力に取り憑かれ、そして山に青春のすべてを注ぎ込んだ10年間―。山岳写真家、山岳ガイドとしても活躍する登山家・志水哲也が、黒部渓谷の完全遡行をはじめとする、若き時代に成し遂げた驚異的な山行の数々。信念と戸惑い、情熱と不安とが入り交じった静かで激しい記録を綴った、著者の原点にして傑作の冒険行を文庫化。
目次
山―大いなる山を目指して(夏季・北アルプス全山縦走)
渓谷―黒部の険谷を遡る(黒部の谷1;黒部の谷2)
岩壁―大岩壁を一人で攀じる(谷川岳一ノ倉沢衝立岩単独登攀;ドリュ南西岩稜単独登攀)
山稜―はてしなき稜線をいく(冬季・南アルプス全山縦走;冬季・知床半島全山縦走;冬季・日高山脈全山縦走)
著者等紹介
志水哲也[シミズテツヤ]
写真家、山岳ガイド。1965年、横浜市生まれ。高校時代から山登りを始め、国内外での単独登攀、黒部全支流踏査など登山家としても知られる。1997年に富山県宇奈月町(現黒部市)に移り住み、2002年に「志水哲也写真事務所」を開設、写真家活動を本格化して作品の発表を続ける。2018年より黒部、剱岳、日本の幻の滝をテーマに動画で撮り下ろす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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