ヤマケイ文庫<br> 「身体」を忘れた日本人

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ヤマケイ文庫
「身体」を忘れた日本人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635049849
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0175

出版社内容情報

豊かな自然と付き合う中で、身体を使って暮らしてきたはずの日本人。
解剖学者・養老孟司とナチュラリストのC・W ニコルが、現代人の自然欠乏による「身体感覚の衰え」を語る。

解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・W ニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。

アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。
便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。
そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。
そんな問題意識から、話は広がっていきます。

文庫版には、著者のお二人と交流がある甲野善紀先生による解説を追加しています。

内容説明

解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・Wニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、さまざまな問題に切り込んだ対談集。アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。そんな問題意識から、話は広がっていきます。

目次

第1章 森と川と海のこと
第2章 食べること、住まうこと
第3章 子どもたちと教育のこと
第4章 虫のこと、動物のこと
第5章 五感のこと、意識のこと
第6章 聞くこと、話すこと
第7章 これからの日本のこと

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。東京大学名誉教授。1962年に東京大学医学部を卒業。1981年、東京大学医学部教授に就任。1995年に東京大学を退官。脳科学や人間の身体に関するテーマをはじめ、幅広い執筆活動を行う。昆虫研究でも知られ、2022年7月まで福島県須賀川市の科学館「ムシテックワールド」の館長を務めた

ニコル,C・W[ニコル,CW] [Nicol,C・W]
クライヴ・ウィリアム・ニコル/1940年英国ウェールズ生まれ。作家、環境保護活動家、探検家。カナダ水産調査局主任技官、エチオピア・シミエン山岳国立公園長などを歴任後、1980年長野県に居を定める。1986年、荒れ果てた里山を購入し『アファンの森』と名付け、森の再生活動を始める。2002年「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長となる。2020年、79歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

45
身体性。忘れてはいけない言葉であると思う。五感から得るものは、一見、忘れたようであっても、身体のどこかに残っていると思う。身体性、自分の身体を使い、感じ取り、自分の頭で考え、自分の言葉にする。これを繰り返すことで、周囲への見方が変わり、思いやることへつながると思う。情報が溢れ、情報(画像・音・文字など)に頼ってしまうことの危うさを、どれだけの人が感じているだろうか。まずは、立ち止まり、目線の位置を変えてみることからだと思う。2024/02/25

阿部義彦

18
自然を忘れて都市化した日本人に是非読ませたい本。生前は長野県に住み里山を購入して森の再生に力を注いだ、作家のC・Wニコルさんと養老孟司さんとの対談集。私の子供の頃はほっといても木登りをしたものですが、今は親からして危険な事をさせるなと、その癖何か有ると責任を取れと騒ぐ始末。じゃあ家から外にでるな!と嫌味の一言も出ます。ネットでなんでも調べられるから、説明で分かると思っている。医学部の学生が「先生説明して下さい」と良く言うが「説明したら陣痛が分かるのか?」と言う。分からない事もある事がそもそも分からない。2023/12/27

Bo-he-mian

12
養老孟司とC・Wニコルの対談本。単なる身体性の話ではなく、日本人がエコノミックアニマル化の結果として、どんどん失いつつある色々な感覚や価値観について語っている。故ニコルさんの「50年前の日本の自然を見て素晴らしいと思ったから日本に住み着いた。もしいま日本に来たら、日本人にはならなかったでしょう」という言葉に、申し訳ありません…と恥ずかしく思う事しかできない。今もTVでインバウンドの日本人気の自画自賛話をやってるが、お前らちょっと立ち止まってジブンの事をよく見てみやがれ、と言いたくなる。2025/04/03

大先生

11
対談なので読みやすく分かりやすい。でも、本当の意味で理解するのは非常に難しい本だと思います。なぜなら、我々には自然の中で暮らした経験が圧倒的に足りないから。大人も子どもも自然に触れる経験をしないと「身体」を忘れてしまう。都市と田舎の参勤交代はいい考えだと思います。現実的ではないかもしれませんが。【動物はみんな絶対音感を持つことが判明していて、たぶん人間も赤ん坊のときは絶対音感を持っていて、意識が発達する過程で絶対音感をなくしていく】というのは面白い指摘だと思いました。2025/02/02

ことり

7
頭より体に重きをおくお二人の対談本。 CWニコルさんはアファンの森をつくった方。衛生的な生活することで良くなったこともあるが、行き過ぎると自家免疫でアレルギーを起こす。アレルギーじゃ亡くならないから進歩したともいうのだけど、今は行き過ぎじゃないかと。人が作り出した世界の外にある自然に触れ合う機会が少ないことを危惧するお二人でした。2024/02/17

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