内容説明
黒部峡谷探検に偉大な足跡を記した冠松次郎の代表的登山記録。
目次
白馬岳から祖母谷川を降る(明治四十四年八月)
岩井谷から薬師岳へ登る(大正五年七月)
剣越え(大正六年七月)
御山谷を下る(大正七年七月)
遠山川(大正八年八月)
西沢・国師岳・東沢(大正九年六月)
初めて下ノ廊下を降る(大正九年八月)
黒部下流から(大正十一年七月)
黒部峡谷完溯記 下ノ廊下の巻(大正十四年八~九月)
春の立山(大正十五年六月)〔ほか〕
著者等紹介
冠松次郎[カンムリマツジロウ]
明治16(1883)年、東京生まれ。大正14(1925)年の黒部川下ノ廊下初遡行をはじめ、黒部峡谷踏査に大きな足跡を印す。剱・立山連峰のほか、後立山連峰、双六谷、南アルプス、奥秩父などで、渓谷探検を中心に記録的登山を行なう。卓越した筆力で『黒部谿谷』『立山群峯』『劔岳』など多くの書を著し、昭和42~44年には著作を集大成した『山渓記』を刊行。日本山岳会名誉会員。昭和45(1970)年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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