内容説明
「上高地からクルマを締めだして代りに鉄道を敷いてはどうかと考えまして」。1991年、月刊誌『旅』に掲載された「夢の上高地鉄道」は、クルマ横行社会への反省と鉄道復権の追い風で大きな反響を呼び、その好評にこたえて、鉄道紀行の第一人者である著者は全国の山岳鉄道を考察した。日本の山岳地帯の環境保全と観光を両立させるために鉄道を走らせる「夢」を描いた名著を復刻。
目次
上高地鉄道
富士山鉄道・五合目線
伊勢志摩スカイ鉄道
屋久島自然林保存鉄道
比叡山鉄道
奥日光鉄道
志賀高原鉄道・草津白根線/奥志賀線
蔵王鉄道
菅平鉄道・根子岳ラック線
奥多摩湖観光鉄道
立山砂防工事専用軌道
祖谷渓鉄道スリル線
スノウドン登山鉄道―イギリス
ブリエンツ・ロートホルン鉄道―スイス
シーニゲプラッテ鉄道―スイス
シンプロン峠鉄道―スイス・イタリア
著者等紹介
宮脇俊三[ミヤワキシュンゾウ]
1926年、埼玉県生まれ。1951年、東京大学文学部西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。『中央公論』編集長、編集局長、開発室長、常務取締役を経て、1978年に同社退社。1977年に国鉄全線完乗。『時刻表2万キロ』(第5回日本ノンフィクション賞受賞)、『韓国・サハリン鉄道紀行』(第1回JTB紀行文学大賞受賞)など数々の鉄道紀行を著す。1999年、鉄道紀行を文芸の一ジャンルとして確立した功績により菊池寛賞受賞。2003年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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