内容説明
山を仕事場とする猟師や、山里に暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な出来事。深い親交を持つ著者だからこそ聞き得た阿仁マタギの体験談をはじめ、時代の流れとともに消えつつある「語り遺産」を丹念に集めた現在形のフィールドワーク。「現代版遠野物語」として絶賛されたベストセラーを遂に文庫化。書き下ろしの「山怪後日談」を収録。
目次
1 阿仁マタギの山(狐火があふれる地;なぜか全裸で;楽しい夜店 ほか)
2 異界への扉(狐と神隠し;不死身の白鹿;来たのは誰だ ほか)
3 タマシイとの邂逅(帰らない人;死者の微笑み;迎えに来る者 ほか)
山怪後日談
著者等紹介
田中康弘[タナカヤスヒロ]
1959年、長崎県佐世保生まれ。礼文島から西表島までの日本全国を放浪取材するフリーランスカメラマン。農林水産業の現場、特にマタギ等の狩猟に関する取材多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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